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 厚生労働省の専門家作業班は9日、脳死や心停止となった子どもから提供された腎臓について、子どもの患者に優先的に移植するよう基準を改正することで合意した。別の会議で具体的な年齢などを議論し、厚労省が正式に決める。子どもへの優先的な移植は心臓ではすでに実施されている。

 腎臓移植では、待機期間などをもとに移植を受ける患者を決めている。これまでに脳死となった18歳未満の子どもから腎臓が提供された13例は、すべて30代以上の患者に移植された。

 作業班は、臓器提供者の家族に「子どもの臓器は子どもに」という希望があることを踏まえ、提供者が子どもの場合は移植を受ける側も子どもを優先する仕組みを導入することにした。

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