厚生労働省の専門家作業班は9日、脳死や心停止となった子どもから提供された腎臓について、子どもの患者に優先的に移植するよう基準を改正することで合意した。別の会議で具体的な年齢などを議論し、厚労省が正式に決める。子どもへの優先的な移植は心臓ではすでに実施されている。
腎臓移植では、待機期間などをもとに移植を受ける患者を決めている。これまでに脳死となった18歳未満の子どもから腎臓が提供された13例は、すべて30代以上の患者に移植された。
作業班は、臓器提供者の家族に「子どもの臓器は子どもに」という希望があることを踏まえ、提供者が子どもの場合は移植を受ける側も子どもを優先する仕組みを導入することにした。
<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>
おすすめコンテンツ
良い終末期医療とは何か。日本をはじめ、諸外国の制度や課題についてまとめてみました。
認知症にまつわる悩みは尽きません。「メディカル玉手箱・認知症にまつわる悩み」シリーズ、「医の手帳・認知症」、「もっと医療面・認知症」の記事をピックアップしました。
三カ月以上続く「慢性腰痛」は、ストレッチや筋力強化といった運動で軽減しやすいことが科学的にも明らかになってきました。腰痛の専門家が提唱する「腰みがき」と「これだけ体操」の具体的なやり方などを動画で解説します。
PR比べてお得!