インテルの日本代表DF長友佑都が契約延長により長期契約を結ぶ可能性が高まっているようだ。インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」が伝えている。
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同サイトは「ユウト・ナガトモの契約は2019年6月までになる見込みだ」と日本人サイドバックとの今後の契約を伝えている。現状の契約は3か月後の16年6月で満了になるが、報道通りの契約期間となれば3年間の延長ということになる。
すでに、インテルのチーム内では2011年1月に加入している長友が最古参となっている。同じサイドバックとしてインテルで長期間プレーした存在では、元アルゼンチン代表DFで現在はクラブの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏の名前が真っ先に思い浮かぶ。
約20シーズンに及ぶプレー期間だったサネッティ氏と比べるのは酷だが、仮に報道の契約期間をインテルのプレーヤーとして全うすれば、計8年半の在籍となる。それを踏まえれば、長友への評価は現体制で最大級のものと言えるだろう。
伝統的に選手の入れ替わりが激しい傾向にあるインテルにおいて、長い期間チームに留まり貢献し続ける存在は稀だ。また、海外でプレーする日本人選手という枠で見ても、移籍を挟まずに同一クラブでプレーした期間という意味では、現在5年2カ月となった長友はすでに最長記録を作っている。その数字をさらに伸ばしていくことになりそうだ。
今シーズンの長友は、開幕前こそロベルト・マンチーニ監督の構想から外れたとして危機的な状況を迎えていたが、そこから見事なV字回復を見せて高いレベルでサイドバックのレギュラーポジションを争っている。正式発表が待たれるばかりだが、日本が誇るダイナモの不屈の精神力は、インテルにとっても欠かすことのできない要素だと見られているのかもしれない。
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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