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人工知能の囲碁ソフト、韓国棋士に連勝 グーグル傘下ベンチャー開発 計5戦で賞金1億円超
米グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー「ディープマインド」(英国)の囲碁ソフト「アルファ碁」と、世界トップクラスの韓国人プロ棋士、李世ドル九段による5回戦の第2戦が10日、ソウルのホテルで行われ、アルファ碁が第1戦に続き勝利した。
9~15日の日程で計5戦を行い、勝ち越した側に賞金100万ドル(約1億1300万円)が贈られる。第1戦では、アルファ碁が立ち上がりからの激しい攻防を抜け出し、186手で黒番の李九段が投了した。
ディープマインドは1月、アルファ碁が2013~15年の欧州チャンピオンで中国出身のファン・フイ氏と昨年10月に5戦し、全勝したと英科学誌ネイチャーに発表している。
李九段は今月、日本の七大タイトル独占に挑んでいる井山裕太碁聖に勝利した世界的な実力者。(共同)