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ホンダが新型燃料電池車を発売 3分の水素充填で750キロ走行 5人乗りを実現
ただ、普及には課題がある。経済産業省によると、水素ステーションは3月末で大都市圏を中心に80カ所の予定。FCVが敬遠されないよう、ステーションの整備も同時に取り組む必要がある。
また、政府は37年ごろにハイブリッド車(HV)並みの車両価格を計画しており、「本格的な普及にはまだまだコストを下げる必要がある」(三部敏宏執行役員)。ホンダは米ゼネラル・モーターズ(GM)と燃料電池システムを共同開発して量産効果によるコスト削減を目指す。各社が開発を進める電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などに対抗するコスト競争力を確保できるかが鍵になる。(会田聡)