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【米大統領選】
トランプ氏の“日本たたき” 80年代の日米摩擦を彷彿 「旧時代をしのばせる」
サンダース氏もライバルのクリントン前国務長官が積極的だった北米自由貿易協定(NAFTA)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を批判し、雇用を守ると強調。クリントン氏も一転してTPPに反対を表明し、最近は国内の工場をメキシコに移した企業を名指し批判している。
ミシガン州予備選に関する米CNNテレビの出口調査によると、共和党では55%が貿易で雇用が奪われていると答え、そのうちトランプ氏への支持が45%でトップだった。民主党は58%が同様に答え、うち58%がサンダース氏支持だった。
予備選・党員集会は今後、オハイオ、イリノイ両州など「ラストベルト」(さびた工業地帯)と呼ばれる米中西部から東部の製造業が衰退している地域での戦いが活発化するため、貿易をめぐる孤立主義的な議論が続くとみられる。
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