第2局も勝ったのはAlphaGoだった。
黒番のAlphaGoは大胆な布石を見せた。明らかに損だと思える手がいくつもあった。
「これはダメでしょう」と誰もが呆れるような。しかし進むに連れて評価を変えなくてはならなかった。
途中まではそう思えないのに、局面が進む程にAlphaGoの勝利が不動である事を思い知らされる。
これは、始めから最後までプログラムの打ち手が優れている為なのか、前半は下手だが後半があまりに上手いせいでそうなるのか、私の棋力では判断しかねる。
人類最強グループの棋士達の研究と発表を待ちたい。
第1局よりもこの敗戦のインパクトは大きい。AlphaGoが既に人間の棋力を凌駕している可能性を私は感じた。
1手ごとに見れば理解不能、良さが感じられないが結果が優れている。これはつまりそういう事では無いか。
ひとつ気になるのはコウがまだ1つも起こっていない事だ。
本局では左上でコウになる可能性があったがセドル九段は選択しなかった。
モンテカルロの碁はコウが弱点だとずっと言われている。そこをあえて避けている可能性はあると思う。
プログラムの弱点を狙う意味で、最善手ではないと知っていてあえてコウを起こす事は、屈辱を感じるので私ならしたくない。実力では勝ち目が無いと知った後では、それを使うしかないだろうが。
これについてgoogleは当然クリアしていると私は思う。そんな明らかな弱点を残したままの勝利を望んだりしないだろう。彼らは完全を目指していると感じる。
セドル九段は何としても勝たなくてはならない。中1日空いて明後日の第3局までに、どんな作戦を考えるだろうか。1局勝てば大きく空気は変る。