FXで月10万! ~ そして億へ



プライスアクショントレードを解説・研究するFXブログ。支持線・抵抗線、トレンドラインによるライントレードを駆使したプライスアクションを主に相場を分析します。
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2015年03月07日

たかが20pips?

目標を持ってトレードしている人は多いと思いますが、FXを始めてすぐに明確な目標を持っている人はあまりいないと思います。最初は漠然と月10万円くらいなどと考える事はあっても、特にそれに対しての対策や計画を立てる人はそれ程いません。その一方で、現在の仕事を辞めたいと考えている人や、FXでお金を貯めて移住を計画している人、その他将来の為の投資目的としている人などは、もっと計画性のあるトレードを心得ているはずです。目標や夢が何であっても、FXで勝つには計画性がないとNGです。現実のFXは「簡単、気軽、誰でもすぐに」ではないのです。

今回のテーマは1日に獲得したいpips数に焦点を当てます。私は20pipsくらい取れれば、それで殆どの人の目標というのはカバーできると私は思っています。このブログで書いている内容と比較すると、20pipsの利益というのはかなり小さい利益に思えるのですが、はっきり言って20pipsだけでも十分なのです。今まで色んな角度から相場分析について書いてきましたが、普通に勝つ為にはそれら全てを把握する必要はありません。確かに柔軟性を持って相場を見る、その分析方法に少しこだわってみる、という努力はむしろ役に立つと私は考えています。何らかの理由、根拠、ロジックがあって初めて分析という作業が意味を持つからです。

その反面、このブログに書いてある手法や解説というのは、あくまでも読者が何かを掴む事ができるような、それこそ小さなヒントとしてでも役に立てばと思って書いているだけです。私もかなり独自の視点から細かく解説したり分析したりする事があるのですが、それらの全ては常にあらゆる条件の元で重要というわけでもありません。手法はトレードにおいて最重要なのですが、資金管理やトレードの計画も同じように大切です。相場の分析はよく見かけるパターンから集中的に攻めればOKなのです。何故OKかというと、普通に勝つにはそれで十分だからです。そして、普通に勝つという基準は1日の目標を20pipsが良い目安となると思います。

20pipsの力

1日に20pipsゲットするという事は、時には難しいケースもあるでしょう。その日のトレードが負けで先行してしまった場合、トレード時間が短すぎた場合、或いはトレードチャンスを掴み損ねた場合もあると思います。それでもどうにか1週間(5日)の平均が100pipsゲットできるようになれば数字的には同じ結果です。或いは、月平均400pipsという目標でも同じですね。

ちょっと計算してみましょう。*計算はスプレッドがドル・円でおよそ0.4~0.6くらいの業者を対象としています。

1枚での取引からスタートしたなら、ドル・円の取引で20pipsゲットするなら、2千円の利益となり、これが1日の最低限の利益となります。初心者のトレーダーでももっと大きい資金を用意してから始める人が殆どだと思われますので、仮に5枚での取引からスタートしたとします。そうすると、2千円の5倍ですから1日1万円になります。1ヶ月単位で考えると、平均して20日取引ができる日なので、20万円の利益です。5枚の取引量で毎日20pips取るなら、月20万円のペース。これだけの収入なら、かなりの高収入副業か、らもはや本業としてスタートを考えても良いくらいなはずです。

さて、毎月安定して勝てるようになるなら、証拠金も安定して増えてきますので、およそ3ヵ月後には10枚での取引が可能になります。そうなると、更に倍の利益である月40万円になります。そしてこれを繰り返していくと、僅か数ヶ月でちょっと現実的ではないような数字になります。20pipsで月の収入が100万円以上になるのは、ドル・円の取引だと25枚の取引量です。これは、最大レバレッジの25倍をフル活用すれば数ヶ月(4ヶ月目~5ヶ月)で達成する事になります。

夢と現実

ここで、少し冷静に考えてみましょう。毎月100万も超える勝ちというのはどういう事かを真剣に考えて下さい。恐らく殆どの人にとってはドリームそのものであると思います。欲張りはでないとしても、それ以上を求めたりする事はもちろん可能です。実際にそれ以上を最初から考えている初心者はあまりいないと私は思います。FXを始めてまだ間もないのに月500万以上取らないと満足しない、という人は恐らくあまりいないと思います。

もし月100万円の収入が夢であり、それを現実化させる考え方・計画があるとすれば、それに対してもっと真剣に考えるべきです。毎日20pipsの25倍レバレッジの取引で安定して勝てるなら、4ヶ月目~5ヶ月の取引ではそれが現実になるのです。ところが、初心者は殆どが計画性のないトレードをしています。これは負ける原因の一つになっています。ですから、殆どのケースではこれはまさに「夢」であって、非現実的な夢になっています。計算上では簡単に思えるだけになってしまっています。本当はこの夢は現実化できるのです。何故なら、要は毎日20pips取れるかどうか、これだけです。

Dreams Can Come True

「トレードを始めて4ヶ月目で月100万円はないだろう」、「そこまで私は求めていない」、或いは、「もう少し消極的に見積もってより現実的なプランを考えよう」、などと思っている人は多いかもしれません。では少し調整しましょう。毎日10pipsはどうでしょう?10pipsをまず最初に目標にする事は、殆どの人にとって現実的だと私は思います。しかも、1回のトレードで10pipsを取ろうとしなくても良いのです。2回のトレードで合計10pipsでも同じですし、5pipsをゲットできるチャンスを探す方がずっと楽です。10pipsのプランは20pipsの半分なので、ペース的には、速くて約8ヶ月後には月100万円の収入を達成する事になります。月100万円となると会社の重役クラスどころか社長であってもおかしくありません。会社に入ってたった10ヶ月程で100万の給料をもらえるくらい出世する人は一体どれくらいいるでしょうか?僅か10pipsだけを毎日ゲットするだけで計算上可能なのです。そして、この計算は非現実的なものでしょうか?

失敗の原因

初心者は意外にも10pipsくらいの利益を軽んじる傾向があります。恐らく2つの理由があると思います。その一つは、単純に利益が小さいと思っているからです。安定して勝ち続ける事ができれば、少しずつ枚数を増やして取引できる事をよく考えていないのです。もう一つの理由は、今までの負け分が大きく、その負け分を取り返そうと焦りすぎて大きく勝つことばかり考えているからだと思います。勝率も安定していないのに、大きく勝つことばかり考えているので、無茶なトレードになり、逆に負けが続くわけです。今更10pipsだけ勝ってもしょうがない、という風になるわけです。このような計画性のないトレードは良い手法を探す以前の問題なのです。

10pips以上毎日ゲットしている人はそれなりのトレード勘や分析能力などを持っていて、他のトレーダーよりも優れていると言えますが、基本的なことをやれば10pipsは取れるものだと私は思います。逆を言えば、おかしな所でおかしなエントリーをするから負ける、余計な事をしたり、難しい局面をわざわざ選んでエントリーする、その他の基礎を無視するような行為、これらは全て手法のルール違反となっているケースが殆どで、負けの原因そのものです。5pipsを2回取るだけで10pips達成です。ちょっと応用を利かせて手法の数を増やしたり、その後のアレンジで20pipsは達成可能です。或いは、アレンジや手法の数を増やさずとも、5pipsを4回取っても20pipsです。


まとめ

実際に計算してみて下さい。30万円からFXを始めたとして、最初の月は5枚の取引で20pipsゲットするという計算です。およそ4ヶ月目には25枚での取引が可能になるはずです。もし皆さんがこのペースでこれ程大きな利益が出せる事に気づかなかったなら、そこからどの様な計画を立てれば良いか分かってくると思います。焦らなくて良いのです。デモでの検証に時間を掛けても時間の無駄にならないのです。それよりも安定して20pipsを取れるかどうか、或いは、最初は10pipsを安定して取れるかどうかを考えてみて下さい。そういった手法で良いのです。そこからおのずと、リスクの高いエントリーや無理なトレードをする必要がないというのが分かってくるはずです。例え今大きな損失を抱えていたとしても、少しずつプラスにしていくだけで良いのです。意外にも短い期間で取り戻せます。  
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Posted by PipDealer at 13:48Comments(4)初歩の学び
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2015年02月08日

順張りトレード エントリーから利確までのステップ

順張りのトレードが基本であることについてはもう説明の必要がないと思います。過去記事からもその重要性について色々書いてきたのですが、その知識をどうトレードに活かすかはまた少し異なるものです。基礎知識はそれだけで利用できるものもあれば、応用という形を変えて使うというのが常だからです。例えば、酒田五法の重要な反転パターンの一つである明けの明星を覚えていたとして、教科書通りの形だけしか認識できないならあまり使えません。星の形を現す小さなコマは、十字線でも、或いは、ヒゲの長いコマでもOKです。ダブルトップ・ダブルボトムに関しても、同一レベルで2回反発する事は殆どありません。2pipsの誤差だけでダブルトップ・ダブルボトムを認識できないとしたら、応用力に欠けた判断になっています。

さて、前回の記事で書いたように、ポジションを取った後にその方向へレートが進むなら、そのエントリーは成功となります。そして陽線・陰線が比較的連続的にでるような局面でポジションを取れば成功する確率が高くなる、つまり、トレンドに乗るようなエントリーが基本になります。ということで、何はともあれまず大きな動きが見られないとどうしようもありません。

トレンドの初動

トレンドになる前に必ず起こる現象が大きなロウソクの出現です。レートがレンジ場に位置している時に順張りをしようと色々分析しても意味がありません。初心者はどうにかして大きいロウソクが出る瞬間をキャッチしてその勢いに乗る事ができないものかと考えますが、その様な芸当はトレードとして確立できるものではありません。運に頼ったものか、そうでなければ相当なファンダメンタルズ分析で安定して勝つことが出来るプロトレーダーだと思います。私はチャート分析専門なので、特にファンダメンタルズを優先させません。

トレンドの初動の瞬間を掴もうとするチャート分析は存在しません。そもそもトレンドの波乗りのエントリーは、トレンドの初動の後のエントリーですから、まずは大きいロウソクが出てくるのを待ちます。横ばいのレンジ場では、トレンドになりやすい局面という意味では、トレンドの初動を掴みやすいのですが、それでも上昇か下落かまでは分かりません。その時のファンダメンタルズ次第です。

押し目買い・戻り売りのポイント

トレンドの初動の次からが注目すべき局面です。リトレースメント(逆走による調整)が終ってからがエントリーチャンスだからです。いわゆる押し目買い・戻り売りのポイントはリトレースメントが終ってからですが、このポイントが何所になるかは予測が難しいです。主な傾向としては、突飛な上昇・下落に対してはリトレースメントも深くなるというものがあります。押し目買い・戻り売りのポイントは何所?の記事にて詳細を読んでください。その記事では、フィボナッチリトレースメントよりもむしろ、MAトレードシステムで注目しているトレンドの角度を元に押し目買い・戻り売りを考えています。MAトレードシステムを用いて取引するしか方法が無いわけではありません。重要なのは、押し目買い・戻り売りのポイントはトレンドの初動の大きさに影響しているしているという認識です。

利確とトレンド

逆張りは利確の目標地点があったりしますが、トレンドに乗ったケースでの利確は難しい事が多いです。トレンドがまだ続くだろうという予測は1時間足から日足チャートを分析する必要があります。そして、どの様なファンダメンタルズの影響があったかも重要な要素です。私もチャート分析を基本にしているとはいえ、あからさまに相場の動きに大きく影響するようなファンダメンタルズの材料には注目しています。アメリカの雇用統計の数字などは典型ですね。大きく伸びそうな可能性のあるトレンドなのに20pipsで確実に利確しておく、などとやっていてはデイトレードとしてはある意味お粗末です。中型のトレンド(およそ100pips)なら大きな利益を求めずに利確するのは正しいのですが、チャンス時にはもっと利益を伸ばすことを考えます。

トレンドの初動が大きいからといって、その後もその影響によって大きく伸びるという予測は概ね良いのですが、それだけで先を予測するのも問題です。高値・安値を更新し続ける背景には、チャートからもその理由を読み取る事もあります。大きな節目を越えてブレイクしたなら、その後の伸びは続くものです。節目となるのがボリバンのミドルラインです。特に、一連の陽線・陰線のロウソクがミドルラインに触れずに連続して上昇・下落している時に、久しぶりにミドルラインを超えると大きく展開することがあります。

利確はトレンドの伸びに関係している事に気づけば、漠然と毎回の順張りで20pipsを目指すという目標は間違っている事が分かります。つまり、トレンドが大きいなら利益を伸ばし、そうでないなら小さくても利確する、これが正しいやり方になります。思い出して下さい、トレンドの終わりを分析するというのはダウ理論の一つです。「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」という理論から言えば、終わりが見えるまではポジションをキープするというやや極端な解釈でも良いわけです。それなのに直ぐに利確を考えるのはコツコツドカンの心理が働いているからかもしれません。

中型のトレンド

中型のトレンドがおよそ100pipsというのは私の勝手な定義です。厳密に言えば70~100以内くらいですね。デイトレードの視点でこれよりも大きくて長く続くトレンドは一週間に2回もあるかどうかです。中型トレンドは2~3回はあると思います。そして一週間に最低でも1回くらいはデイトレードの波乗りができない日があります。この様な局面では全く方向感が見えません。

一週間のトレンドの傾向をまとめてみます。

・中型トレンドを意識した利確が基本
・毎日デイトレードの順張りが可能ではない
・毎回大きなトレンドを期待するのはNG

ともすると、毎回中型トレンドとして利確すれば安定性をアップするのでこの方がよいという印象もありますが、先月の記事で書いたように、平均値アップ・安定性向上を絶対的に優先させた考え方は、総合的にはあまり良い結果にならないのです。先程書いた「大きなトレンド時には大きな利益を追求する大切さ」も考慮しながら考えてみて下さい。実際に、大きなトレンドに乗れるようなエントリーだと通常の利益よりも2~3倍取れる可能性があるからです。


例えば次のようなケースで考えて見ましょう。

一週間分の取引は5日ですから、平均してその内の1日はトレードが不可能だとすると、残り4日の間でしかデイトレードの順張りができません。その内の3日を仮に中型トレンドがあるとして、最後の1日分を大型トレンドとします。

3日は中型トレンド (20pipsゲットできるとする)
1日は大型トレンド (40pipsゲットできるとする)

毎回のトレンドを中型トレンドとして、欲張らずに20pipsで利確した場合なら、合計で20x3の60pipsになります。毎回のエントリーで確実に20pipsゲットなので、これが安定性重視の視点ですね。精神的にも楽ではあります。

逆に毎回大型トレンドを狙う考え方はどうでしょう?そうすると、4回のうち1回だけが成功なので、合計が40pipsです。やはり安定性を考えた方が良いのでしょうか?流石に毎回のトレードを絶対に40pips取るというのも極端過ぎます。30pipsも利益が出たのに、毎回のエントリーで40pipsを目指しているからと言って30pipsを全て失うのも問題ですね。少し柔軟に考えてみましょう。最悪でも5pipsは取るという風にすれば、合計が40+5+5+5=55pipsになり、安定性重視と殆ど変わらない利益になります。


気づいていますか?こういった考えはチャート分析とは関係ありません。単なるマネージメントです。波乗りのチャンスを上手に活かすトレードの考え方だけです。これにチャート分析を加えて更に調整していけば、例えば、「今日のトレンドは大きくなりそうだ」という予測がチャート上から少しでも読み取れる事があるなら、間違いなくより良い結果につながります。例えその予測の勝率が4割もなかったとしても、総合的に見れば必ずより大きな利益になっています。

この部分はデイトレードがスキャルに勝るものです。スキャルはトレンドのない日でも40pipsゲットできたりしますが、スキャルオンリーだとどうしても視野が狭い為に、大きな波を見逃すこともあったりします。まさに木を見て森を見ずです。スキャルの視野は極端に小さいので、大きなチャンスを逃さない為にも5分足チャートは必須、できれば15分足チャートも常時見る必要があるというのが私なりの結論です。


それでは最後に重要な点をもう一つ。どの日に大型トレンドが来るか?です。答えもシンプルに考えましょう。それは重要な経済指標の発表やその他の大きなファンダメンタルズの材料が入って来る時です。トレンドが起こる原動力はこういったものなのです。今更ながらですが、チャートを何時間も睨んでもトレンドがいつ起こるかはそれだけでは予測できないのです。それよりも、トレンドが起こるのをそういった注目すべき日に期待して、相場が大きく動く始めるのを待てば良いのです。
  
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Posted by PipDealer at 12:04Comments(2)初歩の学び
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2015年01月29日

通貨の流動性

今月15日に起きたスイスフランの歴史的変動は多くの影響をもたらしました。スイスフランは一応メジャー通貨の一つですが、いわゆる4大メジャー通貨の流動性と比べるとかなり差があります。今回は4大メジャー通貨ペアの流動性と他の通貨ペアの流動性について書きます。

ドル

まず、基軸通貨であるドルは世界中で常に安定的に取引されているので、流動性が最も高く、価格の急変というのが最も少ないペアです。比較的安定した値動きを見せるので、相場の動きも読みやすいものです。ドルストレートの安定性は下のランキングでも一目瞭然です。

ユーロ

ドルの対抗馬として取引されるのがユーロです。こちらもドルと同様に流動性が高く、為替相場で第2位の取引量になっています。欧州の各国の共通通貨なので、参加国の経済情勢が影響する為にドルよりは不安定でもあります。サブプライムからリーマンショックと世界に多大な影響を与えたアメリカの経済情勢は今ではそれ以前のドル高にまで回復しています。その一方でユーロでは未だにギリシャ問題が相場に影響しています。



円は主にドルに対しての取引が多く、日本円でドルを買うという取引が一般的です。アメリカの経済情勢に敏感で、ドルの影響を大きく受けて相場が動きます。同じメジャー通貨でも円は他のメジャー通貨に影響を与えないような存在で、リスク回避として円を買うというのが海外トレーダーによる一般的な取引となっています。長く続いた円高にも関わらず、日本の経済はそれ程崩れる事もありませんでした。日本と円が安定しているというのは海外のトレーダーもよく知っているのでリスク回避として円買いが起こるのです。

ポンド

4大メジャー通貨の中でも最も流動性の低いペアです。この為にポンドのペアは値幅が大きくなり、相場では乱高下する傾向が強いです。値幅が大きいのを狙って取引するトレーダーが多いのですが、ポンドペアでのトレードは基本的にリスクが高くなります。

その他

スイスフランもメジャー通貨の一つですが、こちらも上の通過に比べると流動性が低いのです。流動性の低さの怖さは、自分が望んでいる時に取引ができないところです。注文に応じることのできる市場参加者がいなければ、買うことも売ることもできない状況に陥ってしまうからです。流動性が高いということは、マーケットの価格形成を安定させる上でも非常に重要なことなのです。

オージードル(豪ドル)やカナダドルもメジャー通貨に含むようですが、どちらとも流動性が低く、概ねスイスフランよりも流動性が低い通貨です。はっきり言って流動性という指標でメジャーかそうでないかを決めても良いくらいだと私は思います。その理由は下のランキングを見れば分かります。取引が少ないのにメジャーと言うのは矛盾しているからです。これらの通貨もドルストレート以外では流動性が極端に低いです。

それでは流動性のランキングを見てみましょう。

通貨ペア流動性のデータは、国際決済銀行(BIS)が3年ごとにレポートを発表しています。2013年に発表された主な通貨ペアの流動性ランキングは以下の通りです。1%以上のシェアがあるペアを主にピックアップしました。*詳細はhttp://www.bis.org/publ/rpfx13fx.pdfのドキュメントまで。

EUR/USD(ユーロ・ドル)24.1%
USD/JPY(ドル・円)18.3%
GBP/USD(ポンド・ドル)8.8%
AUD/USD(豪ドル・米ドル)6.8%
USD/CAD(米ドル・カナダドル)3.7%
USD/CHF)(米ドル・スイスフラン)3.4%
EUR/JPY(ユーロ・円)2.8%
EUR/GBP(ユーロ・ポンド)1.9%

全てドルストレートで上位6つを占めているのですが、シェアが高いドルなので当然でしょう。上のランキングの中でもドルストレート以外のペアではユーロ・円は流動性が一番高いという点も見逃せません。ユーロ・ポンドとも比較してもユーロ・円は約1%も流動性が高いです。

私も常々このブログでユーロ・ドルの安定性について書いていました。それ以外で薦めているのはいつもドル・円、ユーロ・円です。正直なところ、ユーロ・円の流動性がこれ程低いとは思ってもいませんでした。それでもユーロ・円が比較的安定した動きを見せるのは、ドルとユーロに大きく影響されて動く円が理由だと私は考えています。つまり、ユーロ・ドルのペアとドル・円という最も流動性の安定したペア(1位と2位)に影響されるのがユーロ・円であり、これのおかげでユーロ・円が安定しているのではと考えています。そういう意味ではユーロ・円は非常に特殊なペアですね。ちなみにユーロ・スイスフランのペアはユーロ・ポンドの次にランクインしています。その次に流動性の高いペアはシェア全て1%以下になっていて、比較にならない程差があります。ですから、カナダドルや豪ドルなどはもはやメジャーとは言い難いと私は考えるほどです。

ちなみにレポートによるとAUD/JPYが0.8%でしたので、ポンド・円(レポートにすら載ってない)はそれ以下になっています。その数字が何であろうと、シェアが1%も切っているくらい流動性が低い通貨には変わりはありません。ポンドは私もチャートを殆ど見ないくらいになりました。これは私のトレードが主にトレンドの動きを見てから判断するという順張り重視のトレードが基本である事と、その流動性の問題が理由です。流動性の低いペアではトレンドの安定性が欠けるからです。しかし、ポンドペアは逆張りには悪くありません。私も昔から逆張り的な仕掛けだけならポンドで取引していました。このブログではあまり逆張りの手法を書いていませんが、その逆張り手法自体も初心者向けではないです。


通貨の流動性と取引

流動性だけを見れば、ドルストレートだけで良いという判断もあるでしょう。私は個人的に通貨ペアの連動性を見たいので、ドル、ユーロ、円を主に見て取引しています。これらの連動性を見ることによってタイミングの良いエントリーができたりするからです。最終的には見慣れている通貨ペアがべストのチョイスになるかもしれません。

初心者はポンド・円では取引は基本的にNGです。できればユーロ・ドルが最適で次にドル・円でしょう。初心者だからこそ、トレンドからの順張りを基本とするトレードを成功させる為にも、どちらかというとユーロ・ドルからスタートすべきなのです。ざっくりと通貨ペアを比較するなら、流動性の高い通貨ペアによる安定的な動きは、突飛な動きを見せるポンド・円よりは相場分析も易しいと思います。海外でポンドをトレードするのはやや熟練したトレーダーと考えられているくらいです。基本は常にユーロ・ドルです。

ポンドの取引

ポンド・円が有効になる場合は使っている手法によるでしょう。ポンド・円に特化した手法である事に加え、やはりトレードに経験のある人が安定的に勝てるのではと私は思います。何も知らない初心者が直ぐに手を出す通貨ペアではない、というのが私の意見です。これはその他の流動性の低い通貨ペアに共通する事です。そして、流動性が低ければ低いほど相場分析が難しくなり、リスクも高くなります。報酬だけを目的にこれらの通貨ペアに手を出すのはまさに初心者の浅はかな考えでしょう。まずはスプレッドもリスクも小さいユーロ・ドル、ドル・円、ユーロ・円から取引をした方が良いと思います。どうしてもポンドを取引したいのなら、ポンド・ドルの方が良いと思います。スプレッドも低めですし安定性もポンド・円よりはずっとましです。 

  
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Posted by PipDealer at 15:18Comments(0)初歩の学び
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2015年01月22日

失敗から立ち直るには

この種のテーマで記事を書くのは久しぶりです。今回は負け組みの人や大きく失敗した初心者がこれからどうするかを決めるその決断に迫ります。基本的にはFXで負けてこれからどうしようかを考えている人へのアドバイスになりますが、必ずしもメンタル面の強化が最初にやるべき事でもありません。それはこれからFXを始めたい人や初心者の人にも共通するものです。

そして結論はこれです。

すっぱりと諦めるか、一から出直してじっくり学ぶか、の2択しかありません。そもそも何の勉強もしないで勝てる訳がありません。ある程度の運でやりくりできたとしても、そういう事では長続きしない以上意味がありません。腰を据えて学ぶことを選択しないのならもうFXは諦めた方が良いのです。これは本当にベストのアドバイスです。厳しいようですが、気軽に稼げるつもりで始めたのが負けの原因なのです。

大学受験の為に勉強をするのはごく当たり前であるのと同じです。FXも同様に、勉強無しで勝つ事はありえないのです。ある意味FXの方が難しいのですが、これはFXの勉強自体が難しいという訳ではないのが望みです。FXに関して言えば、良い教材があまりにも限られていて、言ってみれば大多数の負け組みと比較すれば、ほんの僅かな人しか良い情報をにぎっていないのが現実だと思います。それ以前にFXは学習によって身につけるものだという事自体知らない初心者が多いのが最大の問題でしょう。


敗者復活戦への道

・デモトレードに戻る

もう一度頑張りたいのなら、一度デモトレードに戻って学習してから再び挑むしか道はありません。勝てるようになるまで練習が必要です。練習試合なしで全てを本番で何かを学ぶ様な事はプロの世界ではありえません。地道な練習があってこそ本番で活躍できるのです。失敗した多くの人はデモトレードでじっくりと手法を検証していない為です。取引のツールをいじるだけではなく、自分が良いと思った手法を検証する必要があります。

・基礎に帰る

負け癖が付いている人はだいたい基礎をおろそかにしています。基本的な相場分析(チャート分析)から復習する必要があります。誰も知らないような手法ほど使えないのはないものです。マイナーな手法ほど効率的に悪いものなのです。勝てるようになったトレーダーに共通しているのはシンプルな考え方です。ありきたりな分析やごく普通のやり方が安定して勝てる鍵です。基本的なチャートパターンや酒田五法を実際のトレードで役に立てずにいるのなら、それも敗因になっているはずです。

・半年から1年

納得いくまで時間を掛けて学ぶ事が大切です。早ければ半年、学ぶ時間によると1年くらい掛かるかもしれません。暗記するべきものは以外に少ないのでその点では非常に楽です。但し、暗記したものを応用する必要あります。実際のチャートを見ながら色んな事を判断するのに結構時間が掛かります。デモトレードでの練習及び手法の検証で学習する時間を合わせると、最低でも半年は掛かると思います。

・メンタル

特に大負けを経験したトレーダーや長い間負け続けたトレーダーは、ある種の負け癖が付いているケースがあるようです。それが理由でメンタル面の強化みたいなのが必要な人もいます。そういう人は今から学習する初心者よりも余計な壁をもう一つ乗り越える必要があります。ポジポジ病などはその一例でしょう。負けの原因である悪い習慣を排除するというプロセス自体はFXの学習とはあまり関係のないものです。何故なら、メンタルが強ければ成功するというものでもないからです。私はむしろこう考えています。メンタルが弱かったのが負けの原因の一つというよりも、学習をおろそかにしたという準備不足とその結果の連敗がメンタルを破壊したのではないかと思います。

これについては過去記事の「勝ち続ける為に必要なメンタリティーはこれだ!」を参考にして下さい。


さて、基礎の知識も学びつつ新しい手法の検証を地道にやる事が最初のステップでしょう。現在の手法の修正や変更も悪くはないのですが、思い切って手法を変えてみるのも良いと思います。今まで負けてきたわけですから、意味も無くその手法にこだわる必要はありません。新しい手法を選ぶ時も、できるだけシンプルなものをチョイスします。この場合のシンプルさは、簡単という意味ではなく、使っているインジケーターの種類などが目安です。5つも6つもインジケーターが必要な手法は、一見すると精密に計算されたようなものですが、多くの場合が複雑な割には浅いロジックに仕上がっています。そもそもロジックがしっかりしている手法も少ないです。何故そのインジケーターを使うとダマシ回避になるのか、という部分の説明不足や、使っている根拠も分からないまま薦めている商材もあるほどです。このブログで書いたインジケーターに関する過去記事を読めば、何故これらのツールが皮肉にも相場分析に使えないものが多いのかが分かります。

知られている手法の殆どは順張りですが、初心者は逆張りメインの手法はNGです。手法もデイトレードをメインに選ぶと良いでしょう。スイングトレードの手法には良いものがあったりしますが、それが使えるかどうかを自分の考えているトレードと合うかどうかを検討する必要があります。私の薦める手法はプライスアクション分析を中心としたものです。主にラインを引いての分析、酒田五法、各種のチャートパターンを元にしたものです。これに移動平均線やボリバンを加えるくらいでしょう。

例外として、一目均衡表を使った手法やMACDも良しとします。これらは使い方次第では悪くありませんが、概ね大きなトレンド時の波乗り以外は使いづらいと思います。その他の手法も最終的には効率性と勝率によって使えるかどうかを各自判断してください。こういった事を知るためにもじっくりと時間を掛けて検証する事が必須です。手法のルール通りにエントリーを100回やった場合、何回勝つ事ができたか、エントリーチャンスは1日で何回あったか、その他の項目をしっかりと把握する為にデモトレードを利用してください。


  
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Posted by PipDealer at 15:28Comments(6)初歩の学び

2015年01月19日

初心者のトレード目標設定

手法が確立したならルールの復習及びデモトレードでの練習でじっくりと検証して、勝つ事に慣れるようにします。この様な状態にまで整えて本番に挑めばルールに徹したトレード、勝つ習慣が身についていますので、次の目標設定がたやすくなります。逆に、下準備の無いままFXに手を出すとほぼ必ず負け、しかも大負けでスタートを切ってしまいます。こうなると、殆どのケースで負け癖からのスタートになっています。

人によっては大きな遅れを取ってのスタートになり、例え本格的にFXの勉強を始めたとしても、ありとあらゆる手法に手をつける旅に出たりする為に、良い知識にたどり着くのに数年掛かる人もいます。最悪のケースではそのまま負けを取り返そうと必死になって勉強をせずに直ぐにお金をつぎ込んで同じように負けてしまうパターンを経験する人もいます。一度その様な経験を通ってしまうと、メンタル面での強化など余計なものを学ばなくてはいけなくなり、本当に遠回りになってしまいます。単純に、良い手法のルール通りにトレードする事が勝つ方法なのです。

目標設定の一例

・毎日10pips

初心者は押し目買い・戻り売りの順張りオンリーのトレードでも10pipsを取れると思います。ブレイクアウトの順張りを加えれば20pipsも可能になるでしょう。その他のやり方ももちろん徐々に加えていくと良いと思いますが、最初はこの2つの順張りを優先的に身につけることをお薦めします。日によっては大きなトレンドに乗れる事ができれば、1回のトレードだけで30pipsもゲットできるはずです。

・トレード時間

トレンドに乗るには大きな取引量が必要です。TK市場では日経平均の変動が主な要因となっていて、大きな動きを見せるのはそれ程多くありません。一週間に一回、二回あるくらいです。ロンドン市場以降からのトレンド乗りが主にあるので、この時間帯にトレードするのを心がけてプランを立てます。目安として、大きなトレンドがあるのも平均すると一週間に一回、二回くらいです。その他はだいたい中型のトレンド(100pipsくらい)が主です。そして、一週間に一回はトレンドが明確でない日があります。


・手法の検証&修正

使い慣れた手法ならその弱点も把握しているはずです。検証を続けていれば新たな発見などがあったりするものです。私も何度もそういう経験をしました。諦めずに根気よく色んな手法の検証をしました。その結果より洗練された見方ができるようになり、以前はあまり気づいていなかったものも今では分かるようになりました。検証は日々行う必要はないかもしれませんが、負けたときだけは確実に復習して何が原因だったかを考える意味で検証すると良いと思います。


・手法の追加

手法の追加といっても現在使っている手法とは全く違うものである場合は、その対応も素早くする必要性も出てくるので、できるだけ今の手法に近い、或いは追加しても問題のないものを選びます。全く違うインジケーター、時間軸などあまりにも異なるようなものはしっかりと慣れるまでは本番で使うのを控えた方が良いと思います。殆どのトレーダーは他の手法を追加するという考えすらありません。私は良いものは取っておく主義なので、最初この発想に気づいた時はまず20くらいの手法をかき集めてその中から更にピックアップして絞っていきました。



その他の目標設定もあると思いますが、大まかな流れとしては上のようなものです。スムーズに全てがうまくいけば良いのですが、うまくいかなかった時にはどう対処すればよいのかも予め考えていく必要があります。こういうところも本当はデモトレードでしっかり確認してからだと問題もないはずなのですが、本番でのトレードではやはり難しい場合もあるでしょう。

最初の目標設定である毎日10pipsが危ういなら、はっきり言って手法そのものに問題があると考えた方がよさそうです。たとえ勝てる手法を使っていても効率が悪いのが原因で10pipsも取れないようなら、別の手法を使う方が早道だと思います。検証による手法の修正は時間が掛かるので、同じ手法をあくまでも使いたい場合はデモトレードでの検証に一旦戻る方が賢いやり方だと思います。

最初のステップは堅実に一歩一歩進んだ方が良いものです。焦る必要はありません。最初で転んで怪我を負ってしまうと、それから立ち直るのに時間が掛かります。ある程度慣れてから怪我したのなら回復も早いものです。海外のトレーダーは数年間デモトレードでしっかりと学習する程手堅く賢い人が多いです。日本ではCMやら雑誌、FX関連のブログなどの誇張された宣伝だけが先走っていてこのような流行のせいで、FXのトレードが簡単であるという誤解が一般的です。初心者は10pipsを取るという意味すら分からないと思います。一攫千金の目的で運試しのトレードをすれば負けますが、地道にやれば毎日10pipsだけでも専業トレーダーになれるのです。

  
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Posted by PipDealer at 18:47Comments(6)初歩の学び

2015年01月18日

初心者のデイトレード その2

引き続き押し目買い・戻り売りのエントリーについてです。これを初心者のデイトレーダーは基本のエントリーとするべきです。



一例として下落トレンドを見てみます。上の画像のように明らかに大きな動きが観察されたとします。これは15分足チャートですので、この初動の大きさはかなりのものです。間の十字線やコマを除けば大きな陰線が連続で出現していて、時間的には2時間以上も下落が続いている局面です。ところで、早い段階で波乗りしたいと考えている人なら、ここまで観察して待たないでもっと早い段階でショートポジションを取りたいと思うかもしれません。では具体的に何所からのショートが良いと思いますか?さすがに最初の陰線で直ぐに下落のトレンドが始まると考える事は不可能です。では2番目の大きな陰線はどうでしょうか?これが出現した時にエントリーできる人はあまりいないと思います。何故なら2番目の陰線ではさすがに大きな下落と気づいたとしてもこれらの前は比較的長い上昇トレンドが続いているからです。この箇所で目だって大きな下落があったと確認できてもそれがそのまま下落トレンドに変わるという予測をこの段階でできるはずがありません。しかも2番目の大きな陰線は比較的長い下ヒゲが付いていますので、下落もここで終わりかという解釈もあります。

では3番目の陰線はどうでしょうか?画像中ほぼ中央に位置する大きな陰線です。これを見たらさすがにこれは下落トレンドの初動だなと気づくはずです。ではこの気づいた時にすぐにショートすべきでしょうか?つまり3番目の陰線の完成でショートを取るかどうかです。ところで、5分足チャートを見てエントリータイミングを取るのは有効ですが、それで見ても単に下落が大きくなっていくのを観察できるだけです。もちろん、ある種のエントリールールを5分足チャートからの分析を元に決めていたとして、例えば5分足チャートで明らかにミドルラインを下に抜けたならエントリーと決めていたなら、15分足チャートでのロウソクの完成を待たずに、より良いタイミングでエントリーする事は確かに多くなります。この辺は同じデイトレードでもより優れたエントリールールがあるものとそうでないものに差がでます。この記事ではどの手法を使ったら上の様な局面でベストの対応ができるかまで解説しません。そもそも私もそこまで細かく相場の動きに合わせて手法をころころ変えているわけではありません。*ちなみにそれがある意味究極的に柔軟性のあるトレードです。検証をしていないので、理論上ではうまくいきそうですが実践的であるかどうかはまだ分かりません。



そのまま観察をしているとここでようやく陽線が出ました。2時間半ぶりの陽線です。これを見てしまうと、もしかすると下落もここで終わりかもと思うかもしれません。これを見てもまだショートのチャンスと考える人はほぼいないと思います。



今度は更に大きな陽線が出ました。フィボナッチで計ると61.8%を僅かに超えて逆走しています。そして上ヒゲを付けて終っています。これはリトレースメントが入ったと同時に、この陽線でその逆走も終ったような感じです。これ以上逆走するという事は7割の逆走になりかねません。下落の場合はそれ程大きく戻ってくる事はあまりありません。上昇のトレンドとは少し違います。*このような予備知識もヒントとして活用して総合的に判断するなら、この様な局面での勝率が高くなります。



結局2番目の陽線の後は加速して下落しました。しかも安値更新なので、リトレースメントが終ってからのエントリーなら逆走無しで大きな利益をゲットできて利確の迷いもありません。



先程書いたように、下落トレンドの初動だけで判断したなら、2番目の大きな陰線が終ってからのエントリーが正解になるのですが、あの箇所で一体ショートを判断するのが可能でしょうか?実は可能な時とそうでない時があり、それには5分足チャートや時には1分足チャートによる細かい分析が必要になります。このケースでは仮に2番目の大きな陰線が出た後にショートのポジションを取ったとしても、それ程たいした結果にはつながりません。説明しましょう。



2つの水平線を加えました。上の線は2番目の大きな陰線の終値に引いてあります。その箇所からショートをすると考えて見ます。ここからこの先の展開を読むというのは難しいと思いますし、非常に早い仕掛けゆえに成功すれば良いのですが同時にリスクも高くなります。エントリー位置から最初の陽線までを見てください。20秒程じっくり観察してください。

エントリーが成功だと分かるのは次の大きな陰線です。しかも更に2つ陰線が続きます。陽線を見て初めてここで利確しようと決意したならすばらしい判断だと思います。或いは、ここでさすがに陽線は入ってもおかしくないな、でもまだ下落は続くかもしれない、という解釈をとったなら次の大きな陽線で焦るはずです。



最初の陽線の出現で利確しておくべきだったシナリオが正解で、この2番目の陽線が完成するまで待つ人はいないと思います。ここまで待ってしまったらせっかくの利益が台無しです。恐らく2番目の陽線が完成する前に利確をしていると思うのですが、いずれにしても最初の陽線でクローズしないと利益が小さくなってしまう結果です。ということで、もう一度2つのラインを見てください。エントリーの位置で引いたラインと最初の陽線の終値で引いたラインです。これはトレンドの初動だけを見てポジションを取った場合の利益分です。もちろん、勘や運にたよって最初の陽線が出る前の陰線でポジションをクローズしていれば完璧なシナリオでした。ところが、その箇所でポジションをクローズする根拠がありません。少なくとも画像中ではそのような判断ができません。

思い出して下さい。この局面でポジションを取る最大の理由は、大きな流れについていくという期待です。ですからその勢いに乗るという事なので、陰線が続く間はポジションをキープするというロジックのはずです。ですから陽線が出てからポジションをクローズする事を考えます。



トレンドの初動を見て比較的直ぐに飛びつける箇所をAだとして、つまり2番目の大きな陰線からのショートです。実際にはここから直ぐ下落が続くだろうという判断自体に問題があるのですが、仮に運よくそのタイミングを掴んだとします。そうしてもBの陽線が出たところではクローズすべきです。何故ならまだ下落が続くだろうと思って待つと、その次の大きな陽線でやられてしまうからです。そもそも下落トレンドに期待しているのに、たった一つの陽線による逆走でポジションをクローズする判断もやや問題があるということに気づく必要もあります。

フィボナッチの61.8%を超えている戻りがリトレースメントとしてはかなり大きな戻りであり、更に上ヒゲを付けてロウソクが完成しているので、ここでリトレースメント終了かも、という期待でショートにする判断は先のトレンドの初動のみを捉えてエントリーするよりも易しい判断だと思います。もちろん、トレンドとリトレースメントとの関係を理解していないとこれすらも判断できないのですが、これは基本的な相場の動きなので是非知っておくべきです。

さて、Cからのエントリー、つまり画像中の大きな陽線の完成後のエントリーから最初の陽線を見てください。この陽線は小さいものですね。ここでクローズするというルールだと、D辺りでのクローズとなり、明らかにこちらの方が大きな利益となっています。皮肉にも早い仕掛けのエントリーよりも利益が大きくなっています。

更に言えば、リトレースメント後の伸びにはより大きな勢いが加わっているので、小さな逆走も無視してそのままポジションをキープするべきです。これは先程の最初の陽線を見たらクローズとは全く逆の考えです。*何故このように考える事ができるのかというと、リトレースメント後の大きな勢いが安値更新をして、そこから更に勢いが加わるからです。安値更新と高値切り下げがダウ理論による下落トレンドの定義なので、もうしばらくはそのまま放置すべきなのです。実際この後に更に下落が続いていました。


押し目買い・戻り売りを狙ったエントリーの考え方としては以上で十分だと思います。問題となるのはやはりどのくらいまで逆走すれば良いのかというエントリータイミングそのものでしょう。初心者にとってもそして熟練したトレーダーにとっても、リトレースメントが入って、その後それは何所まで続くか、或いは何所で終るかというのは永遠のテーマです。

次回の記事ではリトレースメントが何所で終るかについてです。
  
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      Posted by PipDealer at 14:53Comments(0)初歩の学び

      2015年01月14日

      初心者のプライスアクション分析 その3

      さて、シリーズ3回目は支持線・抵抗線です。これはプライスアクション分析の代名詞ともなっている分析方法です。トレンドラインも同様ですが、支持線・抵抗線は過去に反発した箇所に注目して、その箇所で再び反発するだろうという予測します。支持線・抵抗線のレベルはそのままエントリー候補としても考えられるケースも多々あります。ラインだけでも相場を分析するのに役に立ちますが、エントリーの候補として引く場合は慎重にするべきです。




      画像をクリックして拡大して見て下さい。2,3日前のユーロ・ドル15分足チャートからです。10日の午後から13日午前までです。

      まずはAの高値が揃っている箇所から。丸印でも囲んであります。抜けて大きく展開した後、Bの所まで戻って来て反発。Bは抵抗線が支持線に変わった転換ポイントになっています。プライスアクションのパターンの一つです。いつでもこうなるとは限らないものの、レンジ場ブレイクなどやネックラインでそうなるケースが多々あります。Cが天井でDまで戻りEで2回天井につきました。ダブルトップです。Dのネックラインを抜ければ大きな展開。これも典型的です。

      大きな下落が続いてようやくGでストップそしてHまで戻りました。このGの箇所に一応ラインを引いていますが、ここはGからHまでの反発距離を考えると、Gでもう一度反発してもおかしくないと考えられます。ところが、全体の下落を考えれば、GからHの動きはリトレースメントの可能性もあります。つまり、GからHに戻ったからといってもGが底ではない可能性があります。もしGが底なら再びGに戻ればロングすれば良いのですが、このケースではそうではありませんでした。

      Hまで戻ったのですが、更に下落は続きます。この時の傾斜の形に注意深く意識していればThree Sistersを捉えて戻り売りできます。小さい動きですのでスルーでも構いません。同様にThree Brothersも後に出ていますが、ここも相当注意深く見ていないと逃してしまいます。この2つはそれ程重要ではありません。

      IはHと同じレベルです。そしてJまで下落。Jでは数回反発しているので丸印で囲んであります。JそしてKまで伸びたのにその全部が戻って来ました。このプライスアクションのパターンはSam Seiden氏によるものです。LはKと同じレベルでの反発。その箇所ではもう一度反発しています。NはFでの反発が原因となっています。Mはこの箇所で次に反発するかを待ちます。或いは、抜けると大きな展開を期待しますので、要注意の箇所です。


      画像中のプライスアクションはあまりにも出来すぎています。このような日もあるのですが、小さく反発してだらだら動く時などは反発ポイントが明確でない為に何所で反発するか予測が難しいです。とは言え、過去記事からも分かるように、プライスアクション分析だけでこのように相場を読む事は可能であって、決して偶然ではありません。そして相場分析が難しい日もあります。ちょうどトレンドになる日とレンジ場になる日があるように、相場というのは常に変化しています。これが理由で柔軟に考える必要があり、一定したパラメーターによるインジケーターの分析は当たり外れが大きいのです。

      水平線の引き方ですが、基本的に大きな山や谷に引きます。大きさで言えば、画像中のGからHまでの距離くらいの山や谷でも注目すべきです。私の感覚ですが、15分足チャートでの山と谷はそれくらいの大きさにも注目すべきです。それより小さく反発している箇所はスルーした方が安全と言えます。ロウソクだけを見るよりも、山と谷のVの形に注目するべきです。過去記事ではヒゲの長いロウソクでの反発箇所に注目すべきだと書きましたが、それは正しいとは言え、数本のロウソクよりも一連のロウソクによる山や谷の形がより重要です。これはすなわち、酒田五法のロウソク分析よりもプライスフォーメーションなどによる分析が遥かに勝っているのと同じです。酒田五法はプライスアクション分析なのですが視野があまりにも狭いです。

      例えば、長いヒゲをつけた後でも高値・安値の更新などはあったりしますので、「長いヒゲ=反発」にはならない時もある事を覚えておくべきです。ヒゲの長いロウソク後に逆走し、尚且つある程度の距離まで逆走したなら、その長いヒゲの箇所は反発候補として注目すべきです。ちょうど移動平均線でクロスが出たからと即エントリーするという順張りでは早すぎるのと同じで、もう少し待ってからエントリーするMACDのセンターラインを利用するロジックと同じです。但し、同じロウソクでも1時間足チャートで見える長いヒゲのロウソクは確かに概ねその箇所がすくなくとも仮天井・仮底として定義するのは悪くありません。



      支持線・抵抗線についての過去の関連記事には目を通しておく必要があると思います。ラインの引き方にもある種のコツがあります。基本的には反発が目立つ箇所で良いのですが、先程書いたように、ロウソク1本だけで判断するよりも有利な形のものがあり、小さな反発箇所は無視するくらいの方が勝率アップにつながります。初心者はやたらめったにラインを引きまくるのですが、ラインを絞るという作業も時には重要です。特にチャート上の真ん中でのライン引きは注意が必要です。反発が明らかに程よい大きさならOKなのですが、中途半端な大きさの山や谷を拾ってしまうと、そのような箇所での反発期待のエントリーが不発に終ってしまう可能性があります。チャートの中央を平均値として捉えれば、その様なレベルで反発する箇所というよりも、むしろ突き抜けていくケースが圧倒的に多いからです。

      高値圏で大きく反発したレベルの抵抗線はその機能を果たす可能性が強いです。同様に、安値圏で大きく反発した支持線はそのレベルでもう一度反発する可能性が強いです。中途半端な位置にある支持線・抵抗線よりもこれらは重要なレベルです。多くの人が高値と安値に注目しますが、チャートの中央近辺のレートは気にしている人は少ないです。つまり、集団心理も働いてくるので、高値圏での抵抗線、安値圏での支持線は要注意です。とはいえ、これらのレベルは必ず反発するとも限りません。レートが一気にそのようなレベルに戻るなら反発しますが、じわじわと近づくようなケースでは反発ではなくそのまま高値・安値更新になったりします。つまり、レートの動き方で反発かどうかを判断します。現在の動きに注目してそのような支持線・抵抗線でレートがどう動くかを観察します。


        
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      2015年01月10日

      初心者のプライスアクション分析 その2

      以下のプライスアクションに関する内容はウィキぺディアのページから抜粋しました。http://en.wikipedia.org/wiki/Day_trading

      Price action

      Keeping things simple can also be an effective methodology when it comes to trading. There are groups of traders known as price action traders who are a form of technical traders that rely on technical analysis but do not rely on conventional indicators to point them in the direction of a trade or not. These traders rely on a combination of price movement, chart patterns, volume, and other raw market data to gauge whether or not they should take a trade. This is seen as a "simplistic" and "minimalist" approach to trading but is not by any means easier than any other trading methodology. It requires a sound background in understanding how markets work and the core principles within a market, but the good thing about this type of methodology is it will work in virtually any market that exists (stocks, foreign exchange, futures, gold, oil, etc.).

      日本語訳:

      トレードに関して言えば、諸々の事をシンプルにキープするのも効果的な方法です。プライスアクショントレーダーと知られているトレーダーのグループがいますが、そのやり方はテクニカル分析ではあるもののインジケーターなどに頼ってトレードするかどうかを決めません。こういうトレーダーはレートの動き、チャートパターン、出来高、その他マーケットのデータなどのコンビネーションを駆使してトレードを判断しています。これはトレードに対する最も簡単で最小限必要なアプローチですが、他のトレード手法より簡単という訳では決してありません。それ(プライスアクション手法)はマーケットの動きやマーケットの中心となる原理の理解という確固とした背後の事情を要求していてますが、良いことにはこの種の方法は、その他全てのマーケットに役に立つでしょう。(株、FX、先物、金、オイル、その他)


      割とうまくまとめてあると思いました。うまくまとめてはあるのですが、このブログで学んでいる人を除いて、これだけ読んでもさっぱり何の事か分からないと思います。特にマーケットの仕組みや原理を理解するという表現は大げさです。確かに出来高に関する情報を他の所からゲットしてトレードしている人達などもいますが、殆どはもっぱらチャート分析のトレーダーです。ちなみに同じウィキペディアのPrice action tradingのページにはもっと細かい事までかいてあります。この記事でそれを載せると上で訳したものよりも4倍程長くなるので上のものを抜粋しました。

      非常に長い前置きでしたね・・・。ということで、今回は酒田五法のおさらいです。酒田五法の必勝パターンだけでも殆ど十分なので、まずはそれを参考にしてください。パターンを暗記していない人は特に目を通す必要があります。この記事では酒田五法の分析のロジックに焦点を定めます。はっきり言って酒田五法の分析はプライスアクションそのものです。

      「酒田五法はパターンを覚えるだけ」程度の内容なら他のブログと変わらないので、細かく解説したいと思います。この記事でピックアップしたパターンはとても重要なものばかりなので、必ず暗記してください。

      毛抜き

      まず毛抜きになっているロウソクのヒゲがあまりにも短い場合は、個人的には毛抜きとは呼べないと思います。何故なら、酒田五法のパターンの中でもヒゲを重視しているパターンが数少ないからであり、毛抜きはその一つであって、その肝心なヒゲが短い場合でも毛抜きとして考えるところが矛盾しているからです。それを踏まえれば、毛抜きが何故重要かもう答えが出ているようなものです。

      毛抜きは転換サインとして最重要ともいえるほど必須のパターンですが、2つの条件がそのロジックです。

      ロジック

      ・長いヒゲ、しかも2本
      ・ヒゲの先端は同レベル(つまり、ダブルトップ・ダブルボトム)

      例として、高値圏で毛抜きを見つけたとします。もちろん、高値圏の定義も必要になるのですが、ここでは省略します。天井で毛抜きを見つけたときは、それはダブルトップのヒゲであるので、注目度が高い反発レベルという認識になります。そして、特に2本目の安値が更に低くなっているなら、恐らく仮天井の候補としてOKです。ここからショートのポジションを取っても報酬とリスクの関係からしても問題ありません。


      抱き線(包み線)

      一つ前のロウソクとは逆のもので、大きさもよりも大きなものです。この大きなロウソクが高値圏での陰線なら下落サイン、安値圏での陽線なら上昇サインです。前のロウソクを飲み込んでしまう形として考えると、つまり、一つ前のロウソクと今の大きなロウソクを足して考える、という意味です。そうすれば、ヒゲのロウソクという解釈になります。ヒゲは反発を意味していますので、注目すべき箇所です。但し、抱き線は転換のサインとしては弱いです。

      ロジック

      ・前のロウソクが陰線 + 大きな陽線 = ヒゲの陽線 (底でのサイン)
      ・前のロウソクが陽線 + 大きな陰線 = ヒゲの陰線 (天井でのサイン)
      ・ヒゲの長さによって反発の大きさがあるという解釈

      はらみ線

      大きなロウソクの後の小さいロウソク数本が出たらはらみ線ですが、小さなロウソク一つでもはらみと解釈しているケースも多いです。はらみ線はどちらかというとはっきりした方向感を示しません。通常の解釈通りにならない事が多いです。例えば、三法は酒田五法では休みを意味します。はらみ線として小さいロウソクをはらむ形を確認しても、その時点では三法なのかまだ分からないからです。はらみ線そのものよりも、全体的な相場の流れでのはらみ線を意識する方が確率が高いです。例えば、はらみ線や三法はリトレースメントとして出るなら、方向感が最初から分かるので次の予測が可能です。陽の陽はらみや陰の陰はらみは特に出る箇所を限定としていますが、これらが出た時に転換するという解釈は少し早すぎると私は思っていて特に重要視していません。基本的に現在のレートが小さく動く、或いは小さなロウソクが出ている時はこの後にどうなるかは予測が難しいからです。判断基準の材料としては少し乏しいと思います。逆に、相場が大きく動けば次は予測しやすいと考えるのはロジックとしてより適切ではないでしょうか?

      ロジック

      ・前のロウソクよりも小さなロウソクが出たので相場が迷っている(或いは調整時)


      切り込み

      前の陰線の実体の半分以上のレベルまで陽線が伸びたケースです。この陽線は前の陰線が大きいほど重要性が高くなります。何故なら、大きな陰線が安値圏で出ると、その勢いからしてまだ下落するという予測が成り立つからです。それに反してその次に大きな陽線になり、しかも先の陰線の実体を半分以上超えるのなら、既に下落の勢いは止まって、買いの勢力が大きくなったことを意味するからです。

      ・安値圏における売りの勢力よりも買いの勢力が大きい


      かぶせ線

      かぶせ線は切り込み線の逆です。高値圏でかぶせ線が見えれば天井の可能性があるという解釈です。

      ・高値圏における買いの勢力よりも売りの勢力が大きい


      明星

      3本のロウソクから判断するパターンです。このパターンも最も重要な一つです。小さなコマになるロウソクは迷いを意味していて、これは十字線でもOKです。しかも十字線のような実体のない、或いは実体の小さいコマは相場が迷っているという解釈なので、その後の動きでその後の相場の動きも予測できるというものです。

      ・迷いのロウソクの出現によりそれまでの勢いが止まった状況 (*取引量が大きい場合は逆に売買の攻防が激しい箇所)
      ・次のロウソクの方向により、ブレイクとして相場が動く

      何故ブレイクになるかというと、ちょうどレンジ場からのブレイクに似ているからです。一旦落ち着いてからの動きなので、最初のロウソクがどの様なものであったとしても、つまり十字線とその後のロウソクだけでも方向性が分かるケースもあります。この様な説明は明星ではないので不適切ですが、ポイントは十字線や小さいコマに重要な意味があるという事です。明星の形として認識できれば、十字線やコマ+次のロウソク=その後の方向性、という解釈よりも安全です。

      *取引量の多い十字線については、過去記事を参照してください。http://pipdealer.ti-da.net/e3530833.html


      主に重要な反転パターンのロジックについて解説しましたが、この様な解釈に基いて相場を分析するのはプライスアクションも全く同じです。僅か数本だけで反転のサインとする酒田五法はかなり大胆で早い段階での読みです。酒田五法はそのパターンの殆どがロウソク数本による分析なので、厳密にはロウソク分析と呼んだ方がよさそうです。そしてそれは局所の細部だけにこだわった分析です。細部にこだわっているので、もう少し全体的な相場の形との比較に乏しいので、これらの形がでたら必ずしもエントリーサインにはならない事に注意です。一方、プライスアクションは三角持合いなどに代表されるプライスフォーメーションなども含み、見ている視野がより大きいです。いずれにしてもロウソクの動きから売買の攻防を読み取る事には違いありません。

      次回は初心者の為の支持線・抵抗線です。
        
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      Posted by PipDealer at 22:36Comments(2)初歩の学び

      2015年01月09日

      初心者のプライスアクション分析 その1

      プライスアクション分析とは、チャート分析の事で、主にレートの動きをインジケーターを使わずに分析する事を言います。チャートの何所を見るかというと、過去のロウソクで大きく反発した箇所や、特定のパターンで一連のロウソクが現れた箇所に注目して次のプライスのアクション(価格の動き)、レートの動きを予測するものです。この分析方法では現在の価格の動きと過去のロウソクの特定の形などに注目して相場を見ます。そういう意味ではインジケーターと似ていますが、判断力という部分、つまり裁量による分析が決定的に違うところです。

      *過去記事にも目を通しながら、プライスアクション分析を学んでください。特に、どのような箇所に支持線・抵抗線を引くか、トレンドラインの引き方、その他プライスフォーメーション(私はプライスフォーメーションの名前で覚えていますが、プライスパターン・チャートパターンとも呼ばれています)と呼ばれる特定のパターンの暗記はとても重要です。

      インジケーターやそれを使ったプログラムは比較的単純なもので、せいぜい相場の特定の箇所をピックアップできるかどうかしかありません。ある局面から得られる情報を元にどう考えるかというプロセス自体をプログラム化しないと十分な分析ができないので、裁量による相場分析は遥かに優れています。この裁量はどういうものかといえば、究極的には売買の攻防の状況を読み取るというものです。これは酒田五法の分析と非常によく似ています。

      プライスアクションをもう少し単純に説明すれば、反発の大きい箇所に注目して、そこに支持線・抵抗線を引くという作業が相場分析になります。これは取れんドンラインでも同じです。こうやって分析する事自体は実は売買の攻防の箇所に注目しているという意味があるのです。

      反発した箇所

      大きく反発した箇所をチャートで見つけてみてください。その箇所から大きなトレンドが発生している箇所は無数にあるのが分かると思います。或いは、その箇所に再び戻ってきたらもう一度反発するという現象もかなり多いことが分かると思います。反発した箇所にラインを引けばそれは支持線・抵抗線と呼ばれるものですが、このラインはトレンドラインと同じく、レートが跳ね返るレベルとして知られています。売買の攻防が激しい箇所というのは概ね大きな動きがあった箇所になっているので、反発が大きい箇所は注目すべき箇所なのです。それから長いヒゲも酒田五法でも使われているように反発の箇所として注目すべきレベルです。



      抵抗線が機能しているのが分かると思います。この形はダブルトップというものですが、Aはネックラインとして知られています。ヘッドアンドショルダーの形でもネックラインがあります。但しこの場合は、ネックラインのレベルが2箇所あるので、私は個人的にダブルネックラインと勝手に名前をつけてダブルトップのケースとは違うものとしてみています。いずれにしても画像中のAはネックラインと呼ばれるレベルですが、細かい説明よりもこの形を覚えておけばOKです。通常はAを抜けたタイミングでショートにしてポジションを取ります。このケースでもAを抜けるとそのまま下落が続いています。

      このケースでは単純に大きく反発した箇所に注目して支持線・抵抗線が機能するかどうかを判断するだけではなく、ダブルトップというパターンで判断します。結局はネックラインやダブルトップの箇所の抵抗線が反発した箇所、なので反発した箇所に注目するという意味では同じです。ただ、単に一箇所だけ反発した箇所があるケースは確率が低くなっています。時には大きく反発した箇所であるのにも関わらず、そのレベルは支持線・抵抗線ではなかったというケースです。



      長いヒゲになったロウソクは大きな反発を示していますが、その箇所に再びレートが戻ったAを見てください。確かに僅かに反発はしていますので、利確という意味ではこの箇所でショートポジションをクローズすると大成功のシナリオです。ところが、この箇所は同時にロングのチャンスでもあるはずです。ところがその後は直ぐに下落してしまいました。支持線も殆ど機能せず、です。唯一迷いを意味する十字線のBを手がかりにたとえロングで入ってもそれで決済する事は可能で、大きな損失を逃れる事はできるのですが、反発するだろうという予測は大外れです。

      *この画像は最近のユーロ・ドルからのものですから、極端にドル高になっている最近の相場ではやはり支持線が機能しにくいという特殊な状況を踏まえるべきだと思います。ほぼ毎日、常に戻り売りのショート狙いの目線で考えて、支持線よりもむしろ抵抗線を探してそのような反発レベルからのショートが王道でしょう。

      特定のパターン

      先程書いたダブルトップはプライスアクション分析に欠かせないパターンの一つです。ところで、ダブルトップで形成されるネックラインを下に抜けると何故下落が続く傾向があるのでしょう?そして、これは同時に上昇トレンドが終る一つのサインでもあります。各種の重要なパターンを暗記していてもそのロジックは分からない人は多いと思います。ちょうど数学の方程式を暗記しているけれど、方程式の仕組みを知らないのと同じです。

      ネックライン抜けからの下落になる傾向のロジックはこうです。まず、ダブルトップという形が同じレベルで2回も天井になっているという認識から、最高値の更新に失敗したと考えます。ネックラインから天井までは大きな反発となっている箇所なので、チャートでもかなり明確な反発ポイントですね。

      2回天井にタッチ - 高値更新がない
      ネックラインを下抜け - 大きな反発箇所を抜ける

      この2つの条件を満たせば、この2回の天井は仮天井の候補として相応しく、ネックラインからのショートのエントリーも悪くありません。もちろん、この後に更にトレンドが続くこともありますが、基本的にネックラインを抜けると上昇の勢いはないという解釈が自然です。何故なら、反発の大きい箇所というのは売買の攻防が激しい箇所で、圧倒的に買いの勢力があった箇所だからです。この力関係をロウソクで見るのがプライスアクションであり、酒田五法と似た解釈です。ただ、酒田五法は直近の数本のロウソクだけを主に分析するのですが、プライスアクションは比較的大きな視点から相場を分析するケースが多いです。

      ダブルトップ・ダブルボトムと同様に、個人的に重視しているもう一つ重要なプライスフォーメーションを紹介します。これは日本語では三角持合いというものです。英語ではトライアングルです。



      安値が揃っている箇所はラインを引くべきレベルです。そしてそれにトレンドラインを引けば上のようなパターンになるケースもあります。この場合は下落のトレンドになりやすいトライアングルです。高値が小さくなりつつ、安値は一定しています。何故これをピックアップしたかというと他のプライスフォーメーションよりもこの傾向は強いからです。これもちゃんとしたロジックがあります。安値が一定しているということは、支持線の機能は比較的強いという解釈になりますが、同時に何度も支持されているレベルならそろそろブレイクになるという意味も含んでいます。それに加えて高値が徐々に小さくなっているという条件を加えて、そのような状況でレートが安値を超えると・・・さて、どうなるでしょう?

      この他にも基本的なパターンはプライスフォーメーションの記事にて参考にして下さい。そして、その記事からも分かるように、トレンドラインと水平線の支持線・抵抗線の組み合わせがあることに注目してください。これらのラインによって相場を分析するという趣旨の記事はすでに初心者のおさらいシリーズ3で書いたとおりです。各パターンのロジックを知らないでもOKです。仕組みが分かると相場が理解しやすくなりますし、他の箇所でもロジックで分析することができて非常に柔軟に考えられるようになります。

      プライスフォーメーション分析はこのようにラインを駆使した分析で、それは単にラインを引くという作業によるものではなく、根本的に売買の攻防がある箇所に注目しているというところがポイントです。トレンドラインにおいては売買の攻防の激しさ、というよりも売買の攻防パターンです。律儀に切り上がって行くような安値は注目すべき箇所であり、それらをつなげて上昇のトレンドラインとして考えるというプロセスはプライスアクション分析であり、一般的にはそういった細かい説明なしで「相場分析の基本」という方程式として使うように暗記するようにいわれています。

      ある程度のレベルのなら、方程式や各種の理論の理解なしでも数学の問題が解けるように、相場分析も細かいところまで理解する必要がない場合が殆どです。知られていないパターンは恐らく存在していないと思います。マイナーなパターンでも、それらは結局基礎パターンの応用になっています。

      次回に続きます。
        
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      Posted by PipDealer at 12:33Comments(2)初歩の学び

      2015年01月07日

      初心者のおさらいシリーズ4  マルチタイムフレーム

      引き続き初心者のおさらいシリーズです。前の記事ではラインを引いての相場分析についてでした。ラインを引くことによって大雑把な相場は既に分析可能になっているはずです。MAを中心に、現在のレートが平均値とどの位離れているかを考えます。ただし、MAの乖離から考えるのではなく(この場合は逆張り的な視点)、あくまでも平均値を超えてから相場がどう動くかを見る順張り的な視点が安全です。そしてトレンドの分析方法として欠かせないのがマルチタイムフレームの分析です。今回はこのテーマに触れますが、過去の関連記事も参考になるので是非目を通してください。

      順張り的な視点とは、トレンドの方向を掴むという意味ですので、局所だけを考えるよりも相場の全体の流れを意識します。具体的には、上の時間脚チャートを見たりする事です。この時に、トレンドラインを引くという作業も含みます。マルチタイムフレーム分析は、複数の時間足チャートを見ながら相場を分析する方法で、これはトレンドを分析する時に有効です。トレンドが始まってそれが続く場合、節目のレベルを超えて更にトレンドが続くかどうかを見るので、トレンドが大きくなるにつれて必然的に大きな視野で相場を見る必要が出てきます。大きく動いている時に細かい所を見てもしょうがありません。書くと当然なのですが、相場が動く時に分析の作業が始まるわけで、動いたのがトレンドになれば違う時間足チャートを使う必要性が出てきます。レンジ場だと動きがないのでマルチタイムフレーム分析の意味がありません。

      日足チャート

      デイトレードでも日足チャートは見ておくべきでしょう。方向が明らかな時には、トレンドフォローだけに絞ってトレードする事も安全な攻略方法です。ただし、明確なトレンドが過去の2,3日で見られないケースでは、トレンドに乗ることが出来ない日もあります。あくまでも順張りにこだわるならこういう日は小さなトレンドを見つけて小さな利益でトレードしたり、或いはノートレードとしてもOKなくらいです。

      1時間足チャート

      4時間足チャートは日足チャートのような感覚で、全体を見るのに有効ですが、デイトレードでは1時間足チャートか15分足チャートが最適です。特に、1時間足を見ていないデイトレーダーはあまりいないくらい、集団心理が出やすいチャートです。但し、これも大きなトレンドがある日が主です。集団心理が影響すると、大きな動きになりますので、1時間足チャートで明確なトレンドになっている日が限定です。

      15分足チャート  

      このチャートでエントリータイミングを計るトレーダーもいますが、順張りにはむしろ5分足チャートからの速い仕掛けが良いこともあります。但し、15分足チャートからのエントリーだと、それだけでダマシ回避にもつながります。何かと早すぎるエントリーも損失を招くことが多く、そうなると勝率が悪くなってしまいます。初心者のトレーダーは最初は15分足チャートからのエントリーを考えつつ、5分足チャートも時々見るくらいでOKだと思います。慣れてきたらエントリーは5分足チャートが有利になります。

      初心者のトレーダーにとっては順張りオンリーが基本だと思います。ただ、5分足チャートからいきなり始めるのも抵抗があると思いますので、15分足チャートからのスタートが基本でしょう。となるとトレンドを見るには必然的に1時間足チャートを利用することになります。慣れれば小さなトレンドでも利益を出すことができるようになりますが、最初は大きな波に乗る事を考えます。理想のデイトレードは、5分足チャートをメインにして、時々1時間足チャートで全体の流れを掴むというようなものです。5分足チャートに慣れれば15分足チャートは殆ど必要としなくなります。5分足チャートでエントリーも判断します。

      マルチタイムフレーム分析は逆張りにも使えます。この場合は5分足チャートや1分足チャートから天井・底を見極めるというハードルの高い分析が必要になります。初心者はトレンド時に逆らうことなくトレードをした方が無難です。逆張りの分析はリスクが高いですし、素早い判断力なども求められます。比較的易しい逆張りなら、相場がややレンジ場になっているような時を狙った方が良いです。この場合も、天井からのショートや底からのロングを狙います。トレンドというのは高値の切り下げや安値の切り上げという傾斜なので、トレンドラインを引いて傾斜がまだ維持されている時の逆張りは最もリスクの高いエントリーです。

      見ているチャートによって若干の違いがあります。例えば、1分足チャートでは細かい動きが観察できるのですが、反対に参考にならないロウソクが多くなります。こうなるとエントリー時の判断も迷いが出てしまいます。上の時間で見るほど大きな視点で相場の動きを捉えることができるので、トレンドなどの流れを掴む上ではマルチタイムフレームの分析は必須です。5分足チャートは概ね他の時間足チャートでも見られるパターンが多いです。15分、1時間足チャートはやや似ていますし10分足や30分足も同様に、間隔が短いので似たように見えます。私の意見ですが、4時間足チャートはやや癖があるような感じです。4時間足チャートでは大きなトレンドが続かない限りトレンドの傾斜は見られませんのでスイングトレードの視点での分析にやや適しています。日足チャートは更に癖のあるものですが、視野が大きいので大雑把な分析になりがちです。トレンドラインを引いても数日から1週間くらいは待つことになりますし、ブレイクが始まれば数日間の放置も可能ですが、デイトレードとはかなり違うトレードスタイルです。

      初心者はデイトレードかスイングトレードに徹する事がベターです。両方やると混乱してしまう可能性も出てくるので、最初は慣れるまでどちらかの分析を集中的に学習した方がお薦めです。また、全てのトレンドを追いかけるのではなく、特定の形や大きさのものを狙った方が安定した勝率を得ることができます。似たような形がチャートでよく見えるようになるまで学んでください。
        
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      Posted by PipDealer at 12:06Comments(0)初歩の学び


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