それから私はPと対立する形となり「株主との意見の相違」ということで代表を降りることになった。今は『龍ノ王(仮称)』というゲームの日本版はサービスされていないし、もう知る由もないのだが、裏側でこんなことがあったとはいえ、至らないサービスを提供してしまったことは、未だに申し訳ない気持ちを持っている。

 この『龍ノ王』はおそらく事故物件の中でも相当呪われた部類のモノだと思うし、似たようなものといえば、契約金の半金を払ったのに開発チームが解散してしまったテニスゲームもあったが、これほどではなかった。みんな、ネトゲというのは裏側で死屍累々なものなので、楽しい世界に浸れるうちに存分浸っておくのが良いと思います。自らの意志でネトゲ廃人になるプレイヤーがいるのであれば、あなたの愛する世界が呪われていないことを祈るばかりです。

 最後に、頭を丸めることになってしまったストレージ業者の営業さん、本当に申し訳ありませんでした。そして、出したくても出せなかった裏話を出す気にさせた破滅論関係者の皆さんに感謝申し上げます。


<終わり>


【追記】2016年にこれを公開するにあたって


 この文章は、2009年の同人誌『破滅論 2nd. kiss』というのに寄せたものです。今読み返すと、あまり恨みつらみを面白おかしく書くものではないな、と感じます。

今は全てに感謝しながら日々の生活を送っています。


 この「カクヨム」サイトでは、別にネトゲ運営のゲームマスターを主人公とした小説を書いてますので、どうぞそちらをご覧ください。一言で言うと、童貞が童貞を捨てるまでの話です(ホントかよ)


https://kakuyomu.jp/works/4852201425154872152/episodes/1177354054880456767