刺殺の予備校生　第１志望の阪大法学部に合格

　２月下旬に福岡西区の路上で刺殺された予備校生の北川ひかるさん（１９）が、事件直前に第１志望として受験した大阪大法学部の２次試験前期日程に合格したことが９日、分かった。遺族が福岡県警を通じて公表した。県警によると、父洋二さんは「本当によくやってくれました。ひかるもきっと喜んでくれていると思います」と話したという。

　一方、事件直後に交番に出頭した少年（１９）が「北川さんに好意があった」という趣旨の話をしていることが捜査関係者への取材で分かった。県警は、恋愛感情のもつれから一方的に恨みを募らせた可能性もあるとみて調べている。

　北川さんは大阪大のほか、私立の３大学にも合格していた。