「メディアのせいにしない」という広告出稿プランのマインド

Very few people would think about waking up at 6am while on vacation to do their laundry but I'm one of them.Very few people would think about waking up at 6am while on vacation to do their laundry but I'm one of them.

[大事なことだから言う]

広告出稿の際に、「効果のある媒体」うんぬん、という話が出て、効果のない媒体を切っていく、、、ということが普通に今のネット広告業界などでやられている。これは「枠から人へ」という過度なオーディエンスターゲティングが背景にあるわけだが、大事なことなので次のことを言っておく。

媒体というのは自分たちの媒体へのオーディエンスを育成している。

そして媒体によって育成されたオーディエンスが自分たちがリーチしたい人々、ないしはオウンドメディアやソーシャルメディアに掲載する自分たちの生み出すコンテンツの読者になってほしい人たちなのであれば、その媒体からそういった人々を自社の側に連れてこれないのだとすると、それは媒体のせいではなく、その媒体の上に掲載された広告やスポンサードコンテンツ、ブランドコンテンツのせいだ。

これはネイティブ広告などでは結構確実に言えることなのだが、(枠の位置などはともかく)広告出稿にあたり、「メディアのせいにしない」ということができる広告主は相当の恩恵をメディア育成のオーディエンスから受けることができる。

もう一度言う。

「この媒体には自分たちが欲しい人々がいる」

って仮説が先にあるべきで、その際にどういった「見出し」、どういった「コンテンツ」で広告を打てば効果が高いのかを把握するというのが本筋。
特にネイティブ広告。

つまり「メディアのせいにしない」というやり方がやっぱり大事。

メディアはメディアでオーディエンスを育てているわけで、それを活用できないとすればそれは広告主側に課題がある。

オーディエンスターゲティング偏重になってると、第三者が生み出してくれた「いいお客さん」が見えなくなると思いますよ、ほんと。

 

ちなみに実際の現場では、「メディアのせい」にしている人はまだマシで、そもそも「メディア」の存在すら見てなくて、DSP/DMP上のオーディエンスデータしかみてないような人も多いでしょうね。

 

 

photo credit: Washing is Optional via photopin (license)

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