選挙でひたすら落選を続ける唯一神、又吉イエスをワタクシは尊敬している。人に馬鹿にされたり、笑い者にされたりしても、自分の主義主張を訴えてブレない人になりたいと常々思う。
そんなワタクシのそばにいる聖母様は、毎日、ブレブレの主張を展開している。
先日はママ友から布団用の掃除機レイコップをオススメされたらしい。
「とにかく今すぐ必要。コレがないと娘がダニで死ぬ!」
と切実に訴えてくる。どうしたもんか。
あまりのアホさにお茶を吹きそうになったワタクシは、すぐさまD・カーネギー先生の名著「人を動かす」を開いた。
嫁を説得する十二原則⑤
”イエス”と答えられる問題を選ぶ
人と話をするとき、意見の異なる問題をはじめに取りあげてはならない。まず、意見が一致している問題からはじめ、それを絶えず強調しながら話を進める。
「人を動かす」205ページより引用
なるほど。今回はこれを応用してみようと思う。
「まず、あなたがレイコップなるモノを欲しがっているのは、娘の健康を気遣ってのことなのですよね?」
イエス
「ワタクシもそうです。ちなみにダニは相当な熱を当てないと死なないと思いますが、もちろんご存知ですよね?」
イエス
「そうだと思っていました。ちなみに、レイコップよりアイロンを当てた方がダニが死にそうな気がしませんか?」
イエス
「ワタクシもまったく同感です。あれは布団のゴミを取るためのモノですよね?」
イエス
「やはりそうなのですね。では、まず、布団を洗濯した方が早い気がしませんか?」
イエス
「ワタクシもそんな気がしていました。では、ワタクシが洗濯をさせていただいてよろしいでしょうか?」
イエス
「わかりました。では、今日にでも洗濯しておきますね。ところで今夜、キレイな布団で久しぶりにいかがでしょう?」
イエス
最後はネタだが、素晴らしい成果が出た。
ちなみにネットで調べたところ、ダニの死滅温度は70度とかみたいなので、高温の乾燥機とかに長時間布団を放りこまないと死なないとのこと。
だと思った。そもそも、ダニなんて人の肌にも、家にもウヨウヨいるようなもんなので、喘息とかでない限り気にする必要なんてないと思うのだが。
しかし、ここであえて嫁氏の掃除をしたいというキモチを尊重して、ワタクシはスーパーはぼきをオススメすることにした。ダニブラシとセットで1,780円!
はぼきは、何を隠そう掃除機の先っちょにつけるだけで、なんでも吸い取る恐ろしいマシンなのだ。とにかく困ったときは、はぼきにお任せ!でいいハズだ。早速、嫁氏に提案してみた。
「ところでスーパーはぼきはご存知ですか?」
ノー
「なんでも吸い取る最強のマシンです。」
レイコップ買って来い!
「お、おぅ」
最初に、ノーと言わせると厳しいことになるのが判明した。
要するに、話の目的に焦点を合わせて、意見が違うのは、方法だけなんだよとアピールしなきゃいけないということか。
ワタクシもまだまだ、知識を吸い込む必要がありそうだ。
千石イエスが若いオネーチャン達と方舟で旅に出たのが約40年前。ワタクシと嫁が方舟に乗って人生の荒海に漕ぎ出して、まだ4年。
未だ見ぬ理想郷を夢見て、イエスの力を信じて頑張ろうと思う。
※はぼきを知らない人はコレ→https://youtu.be/rBUjCAatQLk