「LINE」をご利用中のみなさん、「プライバシー設定」はできていますか？

楽しくて便利なツールですが、LINEを使っていて「全く知らない人から友だち申請が来た」「つながりたくない人とつながってしまった」という人も少なくないようです。

既にLINEを利用している方はもちろん、これから始めようと思っている方も、思わぬトラブルを未然に防ぐために「プライバシー設定」をしっかりしておきましょう。

【はじめに】登録時にアドレス帳をアップロード（同期）をしない

LINEに登録する際、電話番号の「番号認証」か、「Facebookでの認証」のどちらかを選びます。
「番号認証」を選んだ場合、自分の電話番号が自動的にLINEのデーターベースに登録されます。


スマホに保存されている知り合いの電話番号情報がLINEのサーバーにアップロードされると、LINE側がデータベースと照合して、その電話番号で登録しているLINEのユーザーを「友だち」としてあなたのリストに追加します。

つまり、あなたの電話番号をアドレス帳に登録しているLINEユーザーに、あなたが「友だち」として自動追加されてしまうのです。

一度LINEに送信されたアドレス帳のデータは、退会しない限り削除することはできません。
以下の設定をした上で、必要に応じてアドレス帳を同期するようにしましょう。

【設定１】「友だち自動追加」をオフ

設定　＞　友だち管理　＞　アドレス帳　＞


「友だち自動追加」を「オン」にしていると、自分のアドレス帳に電話番号が登録されているLINEユーザーが、「友だち」として自動追加されます。

親しくない相手や取引先など、LINEで繋がりたくない人がいる場合は、設定を「オフ」にしておきましょう。
これで「知らないうちに友だちが追加される」のを防ぐことができます。

【設定２】「友だちへの追加を許可」をオフ

相手のアドレス帳に自分の電話番号があると、自動的に「友だち」候補として表示されます。
自分のアドレス帳から削除した人でも、相手側に電話番号が残っていると表示されてしまいます。

「あなたの電話番号を登録している相手は自動的にあなたを友だち登録する」という事なので、こちらもオフにしておきましょう。

【設定３】IDを設定する

設定　＞　プロフィール　＞

設定１、２ をすると、電話番号（アドレス帳）からの友だち登録ができなくなります。
これでは不便なので、IDを登録をしておきましょう。

この「ID」は、FacebookやTwitterのアカウント名と異なるものにしておきましょう。
このIDで検索されると、あなたの電話番号を知らないユーザーにも「友だち」として自動追加される可能性があるからです。

【設定４】「IDの検索を許可」をオフ

さらに、上記で設定したIDを、知らない人に登録されることを防ぎましょう。
普段は「IDの検索を許可」をオフにしておき、新たに友人を追加したいときなど、必要な場合のみ「オン」にし、すぐに「オフ」に戻すとよいでしょう。

このID検索によって、直接会ったことのない人と簡単に連絡をとりあうことができるため、出会い系サイトなどで悪用される危険性もあるので注意してください。

【設定５】知らない人は「ブロック」

友だちリスト　＞　編集

一度LINEの「友だち」に登録されてしまうと、相手を完全に削除することはできません。
ただし、相手からメッセージを受けとりたくない場合は「ブロック」という機能を利用して、「友だち」のリストから外すことができます。
（「ブロック」したことは相手に通知されません。）

【まとめ】設定のポイント

■ アドレス帳をアップロード（同期）しない
→「友だち自動追加」をオフ
→「友だちへの追加を許可」をオフ
■ IDを設定する
→ FacebookやTitter等とは違うもの
→「ID検索の許可」をオフ
■ 知らない人はブロックする

以上の設定を守れば、知らない人からのメッセージ受信や友だち申請を防ぐことができます。
自分の設定はもちろん、まわりの友達や、新たにスマートフォンを購入する中高校生などにもぜひ知らせてあげてください。

知らない人とつながったり、IDをむやみに公開してしまうのはトラブルの原因になりかねないので、設定や使い方に気をつけて楽しくLINEを利用したいですね。

次回は知っておくと便利な「LINEのウラ技」をご紹介します。

［ 佐藤 瞳美 ］