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「遷座祭」ご神体を本殿に

「遷座の儀」で、絹垣に覆われたご神体を移すため本殿に向かう一行=奈良県橿原市の橿原神宮で2016年3月8日(代表撮影)

 奈良県橿原市の橿原神宮で8日夜、本殿(重要文化財)の修復が終わり、ご神体を仮殿から本殿に戻す神事「遷座祭」が営まれた。暗闇と静寂の中、こしに乗せられ、絹布で周りを囲まれたご神体を神職らが厳かに運んだ。

     「神武天皇2600年大祭」(4月3日)に向けて39年ぶりに本殿屋根をふき替えるのに伴い、2014年にご神体が本殿東側の仮殿に移されていた。遷座祭は午後7時ごろから開始。天皇陛下のお使いが祭文を読み、全ての明かりが消され、ご神体や神宝類を本殿に移動させた。

     同神宮は1890年創建で、日本書紀などに記された初代・神武天皇と皇后を祭る。【矢追健介】

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