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診療報酬詐欺の疑い “タレント女医” 逮捕 容疑否認
3月9日 12時02分

診療報酬詐欺の疑い “タレント女医” 逮捕 容疑否認
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タレントとしても活動していた東京の女性医師が、患者の治療回数を水増しするなどうその請求を繰り返し、診療報酬150万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。調べに対し医師は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、タレントとしても活動し、東京・目黒区などでクリニックを開設していた医師の脇坂英理子容疑者(37)ら4人です。
警視庁によりますと、脇坂医師らは、おととしまでの2年近くで、患者の治療回数を水増しするなどうその請求を繰り返し、自治体から診療報酬150万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、脇坂医師は、一緒に逮捕された会社役員の早川和男容疑者(39)とともに不正な請求を始めた疑いがあるということです。
警視庁が診療報酬の記録などを調べたところ、不正な請求はおととし11月までの2年余りで7000万円にのぼるとみられ、解明を進めています。
警視庁によりますと、調べに対し、脇坂医師は「弁護士が来るまで話しません」と供述したうえで、容疑を否認しているということです。
早川容疑者は、住吉会系の暴力団組長、三戸慶太郎被告(50)らとともに、別の診療報酬の詐欺事件で逮捕・起訴されていて、警視庁は一連の詐欺事件の全容解明を進めています。
脇坂英理子医師は、本人が開設したクリニックのホームページによりますと、平成15年に医師免許を取得し、大学病院で麻酔科医として勤務していたということです。その後、平成24年には千葉県船橋市で、平成25年には東京・目黒区でクリニックを開設し、内科の診療にあたっていたということです。
その一方で、脇坂医師はタレントとしても活動し、たびたび民放のテレビ番組に出演していました。番組では、年収が5000万円にのぼると打ち明けたほか、東京・新宿歌舞伎町のホストクラブで一晩に900万円を使ったこともあると話していました。自身のツイッターでも歌舞伎町の飲食店などで撮影された写真を投稿していました。
しかし、知人によりますと、脇坂医師はおととし11月に、目黒区のクリニックを閉じてからは、周囲に金銭的な悩みを相談していたということです。

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