サッパリとした表情でファンの声援に手を振る佐々木監督。8年に及んだ長期政権から指揮官が身を引いた(撮影・甘利慈)【拡大】
サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(9日、日本1-0北朝鮮、金鳥スタ)「なでしこジャパン」を数々の栄誉に導いてきた日本女子代表の佐々木則夫監督(57)が、白星で今大会を終えた北朝鮮戦後に正式に退任を表明した。目標にした4大会連続の五輪出場の夢はかなわなかったが、2011年ドイツW杯優勝や12年ロンドン五輪銀メダル獲得など「なでしこブーム」の牽引(けんいん)役も担った世界的指揮官の功績は色あせない。