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震災5年 県外に移ったまま戻らない子ども 約1万人3月10日 4時13分
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東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島の3県から県外の学校などに移り、その後も戻っていない子どもは依然としておよそ1万人いるほか、今も仮設校舎などで授業を行っている学校は66校あり、文部科学省は学習支援と心のケアを続けていくことにしています。
文部科学省は東日本大震災の影響で転校したり、別の幼稚園に移ったりした子どもについてこの5年間、毎年調査しています。
それによりますと岩手、宮城、福島の3県から震災の影響で県外に移り、そのまま戻っていない子どもは、震災から1年余り後の平成24年5月の時点で1万4263人に上りました。
その後は次第に減少しましたが、去年5月の時点でも依然として1万271人が戻っていません。このうち最も多いのは福島県の子どもたちで、8729人と全体の85%を占めています。
また3県の教育委員会によりますと、今も仮設校舎を使ったり、ほかの学校や施設に間借りしたりして授業を行っている公立の小中学校と高校、それに特別支援学校は、福島県で39校、岩手県で14校、宮城県で13校の合わせて66校あるということです。
文部科学省は「移転先で新たな友人関係ができるなど定着している傾向がうかがえるが、学校が再開していないためにふるさとに戻りたくても戻れない子どももいる。学校の復旧を進めるとともに、学習支援や心のケアを続ける必要がある」と話しています。
それによりますと岩手、宮城、福島の3県から震災の影響で県外に移り、そのまま戻っていない子どもは、震災から1年余り後の平成24年5月の時点で1万4263人に上りました。
その後は次第に減少しましたが、去年5月の時点でも依然として1万271人が戻っていません。このうち最も多いのは福島県の子どもたちで、8729人と全体の85%を占めています。
また3県の教育委員会によりますと、今も仮設校舎を使ったり、ほかの学校や施設に間借りしたりして授業を行っている公立の小中学校と高校、それに特別支援学校は、福島県で39校、岩手県で14校、宮城県で13校の合わせて66校あるということです。
文部科学省は「移転先で新たな友人関係ができるなど定着している傾向がうかがえるが、学校が再開していないためにふるさとに戻りたくても戻れない子どももいる。学校の復旧を進めるとともに、学習支援や心のケアを続ける必要がある」と話しています。