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なでしこ 佐々木監督「責任取る」 退任を正式表明3月9日 23時02分
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サッカー女子の日本代表、「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督は、アジア最終予選の試合後の会見でオリンピックの出場権獲得を逃した責任を取るとして、退任を正式に表明しました。
佐々木監督は、北朝鮮との試合後の会見で「選手たちの力を発揮させてあげることができなかった私の責任は重い。代表監督は結果が出なかったら責任をとらないといけない」と述べ、みずから退任を正式に表明しました。
佐々木監督は山形県出身の57歳。2008年からなでしこジャパンの指揮を執り、体が大きく力強い海外勢に対抗するため、短いパスをすばやくつなぐ組織的なサッカーを植え付けてきました。
2011年の女子ワールドカップドイツ大会で日本を初優勝に導いて、この年の女子の世界最優秀監督にも輝きました。翌年のロンドンオリンピックでも銀メダル、さらに去年の女子ワールドカップカナダ大会でも準優勝と、世界大会で3大会連続の決勝進出を果たし、日本の女子サッカーを世界トップレベルに引き上げました。
佐々木監督は、なでしこジャパンを率いた最後の試合を終えて「今回、オリンピックの切符を取れなかったことをいいきっかけにして、女子サッカーが再び発展してほしい。女子サッカーの未来、将来に興味があるので、陰ながら応援したい」と晴れやかな表情でした。
佐々木監督の後任は現在20歳以下の女子日本代表の高倉麻子監督が有力候補となっています。
佐々木監督は山形県出身の57歳。2008年からなでしこジャパンの指揮を執り、体が大きく力強い海外勢に対抗するため、短いパスをすばやくつなぐ組織的なサッカーを植え付けてきました。
2011年の女子ワールドカップドイツ大会で日本を初優勝に導いて、この年の女子の世界最優秀監督にも輝きました。翌年のロンドンオリンピックでも銀メダル、さらに去年の女子ワールドカップカナダ大会でも準優勝と、世界大会で3大会連続の決勝進出を果たし、日本の女子サッカーを世界トップレベルに引き上げました。
佐々木監督は、なでしこジャパンを率いた最後の試合を終えて「今回、オリンピックの切符を取れなかったことをいいきっかけにして、女子サッカーが再び発展してほしい。女子サッカーの未来、将来に興味があるので、陰ながら応援したい」と晴れやかな表情でした。
佐々木監督の後任は現在20歳以下の女子日本代表の高倉麻子監督が有力候補となっています。
色あせぬ佐々木監督の功績
サッカー女子の「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督は、リオデジャネイロオリンピックの出場を逃した責任を取り、退任することを表明しましたが、日本の女子サッカーを世界トップまで引き上げた功績は、色あせることはありません。
2008年からなでしこジャパンの指揮を執った佐々木監督は、体が大きく力強い海外勢に対抗するため、短いパスを素早くつなぐ組織的なサッカーを植えつけていきました。選手1対1では負けたとしても、2対1、3対2と局面局面で数的優位を作る戦術でした。
就任から1年もたたずに行われた北京オリンピックでは、日本を過去最高の4位に導き、早速成果を出しました。そして2011年、ドイツで行われた女子ワールドカップの初優勝への道筋で見せたなでしこジャパンのサッカーは、世界中から称賛され、佐々木監督は、この年の女子の世界最優秀監督にも輝きました。
さらに翌年のロンドンオリンピックで、銀メダル、去年の女子ワールドカップカナダ大会でも準優勝と、世界大会で3大会連続の決勝進出を果たし、日本を世界トップレベルに引き上げました。
佐々木監督の戦いぶりは、同じように体格で勝る海外勢を相手にするほかの競技団体にも大きな影響を与えました。特にラグビー日本代表のヘッドコーチだったエディー・ジョーンズさんは、「日本人が勝つための大きな参考になった」と話し、佐々木監督の考えも取り入れて代表を強化し、去年のワールドカップで、強豪の南アフリカを破るなど、歴史的な勝利を重ねました。
佐々木監督は、退任の記者会見で、「僕の戦い方は、諦めずにやれば、可能性が出てくるんだということを、サッカーだけでなく、示すことができたと思う。今回、多くの団体競技がオリンピックの切符をつかむなか模範になれず申し訳ない」と話しました。
それでも佐々木監督が、日本の女子サッカーで残した功績は、色あせるものではありません。日本サッカー協会の次の会長に就任する田嶋幸三副会長は、「サッカーの厳しさを感じる結果となったが、これまでの功績は、日本サッカー界の金字塔だ」と高く評価しています。
日本の女子サッカーには、佐々木監督が築き上げた成果や経験をむだにせず、今大会の反省を生かして、3年後の女子ワールドカップ、そして4年後の東京オリンピックにつなげていくことが求められます。
2008年からなでしこジャパンの指揮を執った佐々木監督は、体が大きく力強い海外勢に対抗するため、短いパスを素早くつなぐ組織的なサッカーを植えつけていきました。選手1対1では負けたとしても、2対1、3対2と局面局面で数的優位を作る戦術でした。
就任から1年もたたずに行われた北京オリンピックでは、日本を過去最高の4位に導き、早速成果を出しました。そして2011年、ドイツで行われた女子ワールドカップの初優勝への道筋で見せたなでしこジャパンのサッカーは、世界中から称賛され、佐々木監督は、この年の女子の世界最優秀監督にも輝きました。
さらに翌年のロンドンオリンピックで、銀メダル、去年の女子ワールドカップカナダ大会でも準優勝と、世界大会で3大会連続の決勝進出を果たし、日本を世界トップレベルに引き上げました。
佐々木監督の戦いぶりは、同じように体格で勝る海外勢を相手にするほかの競技団体にも大きな影響を与えました。特にラグビー日本代表のヘッドコーチだったエディー・ジョーンズさんは、「日本人が勝つための大きな参考になった」と話し、佐々木監督の考えも取り入れて代表を強化し、去年のワールドカップで、強豪の南アフリカを破るなど、歴史的な勝利を重ねました。
佐々木監督は、退任の記者会見で、「僕の戦い方は、諦めずにやれば、可能性が出てくるんだということを、サッカーだけでなく、示すことができたと思う。今回、多くの団体競技がオリンピックの切符をつかむなか模範になれず申し訳ない」と話しました。
それでも佐々木監督が、日本の女子サッカーで残した功績は、色あせるものではありません。日本サッカー協会の次の会長に就任する田嶋幸三副会長は、「サッカーの厳しさを感じる結果となったが、これまでの功績は、日本サッカー界の金字塔だ」と高く評価しています。
日本の女子サッカーには、佐々木監督が築き上げた成果や経験をむだにせず、今大会の反省を生かして、3年後の女子ワールドカップ、そして4年後の東京オリンピックにつなげていくことが求められます。
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