米原市内における中山間地域から始まった人口減少は、空家等の発生の誘因となり、その状況は、今や一部の地域にとどまらず全市域に広がっています。空家等の増加は、防災、防犯、生活環境および景観の保全上多くの問題を招き、集落の将来に不安を与えるなど、地域コミュニティの活力低下に大きな影響を及ぼしています。
このようなことから、空家等管理の重要性を明確にするとともに、活用等を総合的に推進し、もって安心かつ安全な生活環境の確保、地域コミュニティの活性化、まちづくりの活動促進および地域の良好な景観の保全に寄与することを目的とした、「米原市空家等の発生予防、管理および活用の推進に関する条例」を制定し、平成27年7月1日から施行します。
市の現状と対策
市内の空き家の現状
平成26年度に実施した調査結果によると、市内には、767戸の空き家があり、全107自治会のうち44の自治会で、空き家に伴う問題が表面化していることがわかりました。
市内の自治会別空き家件数| 地域 | 平成19年度 | 平成26年度 | 増加率 |
|---|
| 山東地域 | 80戸 | 201戸 | 2.51倍 |
| 伊吹地域 | 61戸 | 174戸 | 2.85倍 |
| 米原地域 | 42戸 | 244戸 | 5.81倍 |
| 近江地域 | 57戸 | 148戸 | 2.60倍 |
| 市全域 | 240戸 | 767戸 | 3.20倍 |
(注)平成26年度の伊吹地域北部8集落は、平成25年度実施の調査結果
市の施策
市では、空家等の所有者からの相談等に関するワンストップ窓口の開設と合わせて、「米原市空家等対策協議会」において空家対策計画の策定、特定空家等に対する措置、その他空家等の活用等について審議を行い、空家等の発生予防・活用・適正管理に向けた施策を推進していきます。
空き家に対する基本的な取組等
4つの基本理念
- 地域内における建築物の利用と適正な管理を推進
- 空き家を地域コミュニティの有用な資源として活用
- 既存建築物の保全、活用および流通を促進する観点から空き家等の活用等を推進
- 地域コミュニティの活性化を図る観点から空き家等の活用等を推進
基本的な施策
空き家等の適正な管理と有効活用のために
空き家にしない(空き家等の発生予防)
- 建築物の所有者等は…
建築物の改修、登記、その他空き家の発生を予防するために必要な措置を行うよう努める。 - 地域景観やコミュニティを構成する建築物の所有者等は…
自治会および市民活動団体等と連携し、保全する見地から建築物の管理および空き家の発生予防に取り組む。 - 市は…
地域景観やコミュニティを構成する建築物を保全するための必要な支援を行う。
空き家にさせない(空き家および跡地活用)
- 空き家等の所有者等は…
空き家等を利用する見込みがないときは、賃貸、譲渡その他活用するための取組に努める。
また、取り壊した空き家の建築材を再利用、再資源化することに努める。 - 事業者、自治組織および市民活動団体等は…
空き家等の所有者等の取組に協力する。
空き家をほっとかない(空き家等の適正管理)
- 空き家等の所有者等は…
所有者等が責任を持ち、管理不全状態にならないよう適正に管理を行う。
また、管理不全状態にあるときは、速やかに管理不全状態を解消する。
役割と責務
市
- 空き家の活用等を総合的に推進
- 所有者等、事業者、自治組織、市民活動団体等の参加・協力を促進、支援
- 空き家の活用等に係る施策の実施
市民等
事業者
- 空き家の活用等に協力
- 空き家等の活用および流通の促進に努める
自治組織および市民活動団体等
- 空き家等の状況および所有者等に関する情報把握
- 所有者等とのコミュニケーション確保
- 流通の促進に関わる事業者等への情報提供
- 空き家の活用等の推進に積極的に協力
空家対策協議会を設置
市では、所有者等からの相談等に関するワンストップ窓口を開設するとともに、今後、空き家対策の計画的な推進を図るため、空家対策協議会を設置することとしています。
その他
市の空き家の現状や、今後の対策等についての概要は、広報まいばら平成27年5月15日号
「空き家の適正な管理と有効活用のために」(PDFファイル、サイズ:807.86KB)のページをご覧ください。
「空家等対策の推進に関する特別措置法」の全面施行
平成26年11月27日に公布され、平成27年2月26日から一部施行されていました「空家等対策の推進に関する特別措置法(平成27年法律第127号)」が、平成27年5月26日から全面施行されました。
法の体系や指針等についての概要は、国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報のページ(外部サイト)をご覧ください。
関係資料等