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ジカ熱 妊婦の渡航自粛勧告 「国は早急な対応を」3月9日 13時47分
中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、WHO=世界保健機関は、妊娠中の女性に対し、流行地域への渡航を自粛するよう勧告を出しましたが、日本の専門家は「小頭症との関係は動かし難いものがあり、妊婦は流行地域に渡航しないよう呼びかけるなど国は、早急に対応を強めるべきだ」と指摘しています。
中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、WHOは8日、妊娠中の感染と先天的に頭部の小さい「小頭症」の赤ちゃんが生まれることとの関連を示す報告が増えているとして、妊娠中の女性に対し、感染が流行している地域への渡航を自粛するよう勧告しました。
日本では、厚生労働省が妊婦の流行地への渡航について、慎重に検討するように呼びかけていますが、感染症の問題に詳しい国立感染症研究所の高崎智彦室長は、「流行国のブラジルで、小頭症の赤ちゃんとジカウイルスとの関係は動かし難いものがあり、WHOの判断は妥当だと考える。日本でも妊婦は流行地に渡航しないよう呼びかけるなど国は早急に対応を強めるべきだ」と指摘しています。
日本では、厚生労働省が妊婦の流行地への渡航について、慎重に検討するように呼びかけていますが、感染症の問題に詳しい国立感染症研究所の高崎智彦室長は、「流行国のブラジルで、小頭症の赤ちゃんとジカウイルスとの関係は動かし難いものがあり、WHOの判断は妥当だと考える。日本でも妊婦は流行地に渡航しないよう呼びかけるなど国は早急に対応を強めるべきだ」と指摘しています。