診療報酬水増しで脇坂英理子容疑者ら逮捕
患者の受診回数を水増しして診療報酬を不正受給したとして、警視庁組織犯罪対策4課は9日、東京都内などで医院を経営していた医師、脇坂英理子容疑者(37)=東京都世田谷区下馬=やコンサルタント会社役員、早川和男被告(39)=詐欺罪で起訴=ら4人を詐欺容疑で逮捕した。早川容疑者は指定暴力団住吉会系組長らと共謀して、接骨院や歯科医院を舞台に療養費や診療報酬を詐取したとして逮捕、起訴されている。
逮捕容疑は2012〜14年、自身が経営する医院で、患者の受診回数を水増しした診療記録を作成し、診療報酬約155万円をだまし取ったとしている。
関係者によると、脇坂容疑者は12年に東京都目黒区内に内科などを診療する医院を開設。一時はテレビのバラエティー番組に「タレント女医」として出演し「5000万円の年収があるが貯金はゼロ。一晩で900万円を使うこともある」などと話していた。