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トルコ領内にロケット弾着弾で2人死亡 ISが発射か3月9日 6時20分
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シリアとの国境に近いトルコ南東部の都市に、過激派組織IS=イスラミックステートがシリア側から発射したとみられるロケット弾が着弾して子どもを含む2人が死亡し、トルコ軍が報復攻撃を行うなど国境地帯は緊迫した状況となっています。
トルコ南東部の都市キリスで8日、シリア側から発射されたロケット弾8発が住宅などに相次いで着弾しました。トルコのテレビ局は、この状況について記者が現場から中継で報告していたところ、さらに爆発音が響き、被弾した建物から煙が上がる様子を伝えました。一連の攻撃でこれまでに、住宅の前にいた54歳の女性と、車に乗っていた4歳の男の子が死亡したということです。
この攻撃について、トルコ軍は「シリア側にある過激派組織ISの陣地から発射された」として、ISの拠点に向けて報復攻撃を行いました。
シリアでは、先月27日にアサド政権と反政府勢力の間で停戦が発効し、これまでのところ、双方の間の戦闘はおおむね収まっています。しかし、ISはテロ組織であることを理由に停戦の対象から外れていて、アメリカ軍などの有志連合による空爆とともに、トルコ軍もこのところ越境攻撃を続けており、国境地帯は緊迫した状態となっています。
この攻撃について、トルコ軍は「シリア側にある過激派組織ISの陣地から発射された」として、ISの拠点に向けて報復攻撃を行いました。
シリアでは、先月27日にアサド政権と反政府勢力の間で停戦が発効し、これまでのところ、双方の間の戦闘はおおむね収まっています。しかし、ISはテロ組織であることを理由に停戦の対象から外れていて、アメリカ軍などの有志連合による空爆とともに、トルコ軍もこのところ越境攻撃を続けており、国境地帯は緊迫した状態となっています。