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世界を混ぜる。

人と出会おう。 ぼくらは互いに世界を混ぜあいながら、広げていく、創っていく。

世界を混ぜる。

ぼくの世界と混ざりませんか?

言うことを聞かない子どもが悪い子だと決めたのは大人

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子どもが言うことを聞かない時はどうしたらいいんですか?

そんな疑問って、必ずあると思います。

子どもたちと楽しい時間を過ごせるように、たくさん計画して挑むキャンプ。
いざ過ごしてみると、ぜーんぜん計画通りに進まない。

提案したあそびは「やだー」なんて言われるし、じゃあ何がしたいかって聞いてみたら意見が分かれてケンカになるし、だいたい出かける準備をするのにものすごい時間がかかる子がいる。かと思ったら、靴下がないって騒いでるよ…なんて状況。

「ほら!行くよ!枕投げないの!準備して!リーダーの言うこと聞かないと遊びに行けないよ!!」

こんな時は自分も子どもも辛いです。

ちょっと立ち止まって、こんなことを考えてみませんか?

メンバー(子ども)はリーダー(大人)の言うことを聞かないといけないの?

え、当たり前じゃん。と思う反面、
理由がすぐに思いつかないんではないでしょうか。

この前会ったばかりのお兄ちゃんお姉ちゃん。
キャンプ中はその人たちの言うことを聞かないと叱られる。
これってとても理不尽な気がします。

どんな子が良い子で、どんな子が悪い子?

「良い子」と聞いて、どんな子を思い浮かべますか?

電車で静かにしている子
年下の面倒を見れる子
大人の言うことを聞いてくれる子

これは全部、「大人にとって都合のいい子」ですね。

もちろん成長していくにあたって、それが本人の良さになっていくこともあります。

ただ、
電車内で大きな声を出してはしゃぐ子
年下の子に我が物顔で秘密基地を占領する子
リーダーの声には耳を貸さず昆虫採集に夢中な子

そんな子たちは悪い子ですか?

ぼくには、だれよりもその場を「たのしもうとしている子」に見えます。

たしかに、言うことを聞いて欲しい時もある。

野外活動の引率者は、子どもたちの安全を守ることが義務です。
それは大学生のボランティアリーダーであっても同じ。

だから、
「おれは子どもが自由にやるのが一番だと思うから任せてるよ。」
「怪我する中で学ぶでしょ。」
なんて言って安全管理を放棄するのはナシ。

ぼくたちは親じゃないから。子どもたちを預かったままの状態でご両親にお返ししないといけません。

だいたいそのグループにリーダーの存在が無かったら、組織キャンプじゃないです。

だからこそ、「言うことを聞いて欲しい」時、ありますよね。

伝えたいことは、ポジティブに言おう。

ぼくが普段気をつけていることは、ポジティブに伝えること。

同じことを伝えようとしても、伝え方で相手への響き方が全く違います。


走らない!
うるさい!
やっちゃだめ!


とかって言われたら、誰だって嫌な気分になりますよね。
(ぼくが子どもなら余計にやるかもしれない。)

じゃあどう言い換えるかっていうのは人それぞれです。
人並みの言い換えをするなら、


歩こうね。
小さい声で話そう。
〜をしようよ。(他のものを提案)

ってところですかね?

ぼくだったら、
「ちょっとお兄さんたち元気すぎやしませんかーおれの近くにいてよーほら、車がきたらきっぱーが先に轢かれるからさー」とか。(即興です。)ちょう参考にならないですね。

子どもの年齢も自分のキャラクターも相手との関係性も、色々関係した上で言葉が出てきます。だから気を付けていたいのは1つだけ。

ポジティブに伝えること。

さいごに

ぼくは最近のキャンプで中学生に「だめ」と言い続けました。
すると彼はニコニコしながら「もうー!」と言って携帯電話を使うのを諦めました。

どんな状況か想像つきますか?
文面では「だめ」の一言でも、表情と声色、言い方によって色んな伝わり方をします。

あれ、ポジティブじゃないじゃないって。
そうなんです。あえて短く端的に伝えた方が良いこともあります。
でもそれは誰にでも出来ること。

まずはポジティブに伝えることをしてみてください。

どうしたら相手に響く伝え方が出来るか、ぼくも日々考え中です。

きっぱー