【巨人】高木京5か月ビクビク…「今までウソをついていました」
巨人の久保博球団社長(66)は8日、コンプライアンス担当の森田清司執行役員総務本部長とともに会見した。森田コンプライアンス担当との一問一答は以下の通り。
―他選手への調査は?
森田コンプライアンス担当(以下、森田)「去年10月以降、継続して進めている。これを機に新たにということはない」
―これ以上ないと断言できるか。
森田「協力してもらうことが必須。本当の情報を持っているBのような方に口を開いてもらうことが一番だが、調査にも応じてもらえず調査が難航している」
―巨人戦で賭けたのかどうか。
森田「賭け方の方法で(記録が)残らない方法なので、記憶では笠原と同じ試合に賭けたと言っている。NPBの調査では、笠原が巨人戦に賭けた証拠はないとのことだが、我々としてもそこしかない。Bが協力してくれればすぐに分かることだが、連絡を取ろうとしているが、(電話に)出てくれない。しかも昨日の夜なんかは、シラを切り通せという電話まで高木にかけている。笠原も昨日も今日も調査に応じてくれない」
―福田、松本に連絡は。
森田「高木君の賭博には、その2人が関与しているフシはないということなのでしていない」
―高木京は「軽い気持ち」でと言っているが。
森田「軽い気持ちで、としか聞いていない。10月以降、どうしようかとクヨクヨしていた。Bから大丈夫だという電話が入って、それでもビクビクしていて、最後はご両親、奥様と話して全部打ち明けることにした。深く深く反省していて、チームメート、ファンの皆様に申し訳ない、と話していた」
―高木が認めざるを得なくなったきっかけは?
森田「物的証拠がないからシラを切ろうとしたのでなく、Bと笠原から、笠原に名義を貸しただけと言えば大丈夫、と言われたのでそういう言い訳をしたが、10月からどうすればいいのか悩んで悩んで、家族に相談した結果、ここは真実を言うべきだと思ったそう」
―警察への刑事告発は?
森田「詳細な回答は差し控えさせていただきたい」
―3月7日の夜に両親、奥様と相談して認めることを決心したとのこと。球団に連絡があったのか?
森田「今朝、高木から話したいことがあると連絡があって、落ち合ったら、今までウソをついていました、と本当のことを話してくれた」
―4人以外にも調査する?
森田「いろいろな調査をしていますし、今後とも調査を続けていきたい」
―当初、名前を貸していただけだとのことだが、秋の時点で名前を貸していたという話は?
森田「全くなかった」
―名義を貸すとは?
森田「名義を貸すというのは笠原の作り話」
―公式戦への参加をファンにどう納得してもらう?
久保球団社長「昨年10月に発覚して再生を誓って出発したのですが、2度、3度、ファンの気持ちを裏切ることになってしまったことは、球団の責任者として深くおわびしたい。今後はウミを全て出し切り、信頼回復のために心血を注ぐ所存」
―笠原元投手とBに主導権があると?
森田「お話を伺いたいと思って何回も電話をかけているが、応じていただけない。そういうことです」