最近このブログで妻のスパイスレシピやスパイス染め、スパイスが妊娠、授乳中に与える影響など、スパイスに関する内容も多くなってきたので、妻の海外放浪記でも少しずつ書いていこうかなと思います。(話を聞くと我が家で起きていたハプニングはほんの一部だったということに気づかされました)
僕の妻は、約2年前の8月頃にインドのラダックという場所にバックパック一つで2ヶ月ほど滞在していました。
インド北部ラダック地方とはどんな場所!?
ラダックというのはこの辺り
インド北部、チベット仏教の色濃く残る地域で、パキスタン、アフガニスタンとの国境も近いです。
ラダックの中心都市レー(Leh)の空港に降り立つと、そこは既に標高約3650mと富士山の頂上より高く、普通はその場で高い標高に体をならすために2,3日滞在して体を休めるものだそうですが、妻はゴミゴミしていたLehの街をすぐに離れたかったらしく、1泊した翌日すぐにザンスカールという場所に30時間(バス内で1泊)ほどかけて移動したそうですが、途中標高4000mを越す時に、高山病に襲われ数日水しか口にできなかったそうです。(無謀な、、、)
ラダックの中心都市レー(Leh)の空港に降り立つと、そこは既に標高約3650mと富士山の頂上より高く、普通はその場で高い標高に体をならすために2,3日滞在して体を休めるものだそうですが、妻はゴミゴミしていたLehの街をすぐに離れたかったらしく、1泊した翌日すぐにザンスカールという場所に30時間(バス内で1泊)ほどかけて移動したそうですが、途中標高4000mを越す時に、高山病に襲われ数日水しか口にできなかったそうです。(無謀な、、、)
妻がラダックに向かった理由とは!?
妻のインド滞在はこれが2度目。
前回はデリーから入って、ネパール、バングラディッシュなども通ってトータル半年程インドに居たそうです。
ラダックは「幸せの経済学」という映画や書籍(懐かしい未来)で有名になった場所で、自分もその映画の自主上映会を友人と開いた経験があり、聞きなれた場所でした。
簡単に内容を説明すると、
ラダックには豊かな自然と昔ながらの自給自足の生活が残っていたが、観光客によって西洋の経済的な豊かさを目の当たりにし、それまでは自分たちの生活が幸せと感じていたのが、お金も無く近代的な機器も無い自分たちの生活を恥ずかしく感じてしまうようになってしまいました。
洗濯機など時間短縮ができる便利な機械を買うために、今までは自分たちが食べるのに困らない範囲の労働で良かったが、外貨を稼ぐためにあくせく働くようになり、結果自由な時間が減ってしまった。
といったものでした。
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妻がラダックに行きたいと言い出したのは、その「幸せの経済学」で語られた生活風景を見てみたかったから、というのが理由でした。
妻はツアーではなく単身バックパックを背負って、ホームステイ先も現地で普通のおうちをノックして「泊めて?」と交渉して2ヶ月ほどあちこち移動していたそうです。
幸せの経済学で紹介されてから数年、ラダックでは、妻が行ったころには「一泊いくらね!」といった金額も大体決まっていて、お金をもらってバックパッカーを滞在させるビジネスは浸透しているようでした。
ラダックの人々の主食は「チャパティ」
ラダックではお米が取れないため、自分たちで栽培・収穫した小麦を使って、チャパティ(capātī)と呼ばれる、全粒粉を練って焼く、発酵させない厚いクレープ、ブリトーの皮のような物が主食だったそうです。
ラダックでは、家畜(主に牛)の糞を燃料にして火をおこしてていたそうです。
滞在先の家で妻がチャパティを作るのを手伝った際に、一つ地面に落としてしまったそうです。
すると、家のお母さんから「dirty dirty! (それ汚いから捨てちゃいなさい)」と言われたそうです。
しかし、そのお母さんはチャパティをこねながら、燃料の堆肥(牛の糞)を素手でにぎって火にくべ、そのままの手でチャパティをこね出したそうです。
地面の砂はダメで牛の糞は良いのか!?
と妻はその時思ったそうですが、
まぁ、牛は草しか食べないし!砂とか土よりは良いのか?と気にしないことにしたそうです。(気にしないってのもすごい。。)
その土地土地で汚いの感覚は違うのかもしれませんね。
こうして妻のラダック滞在がスタートしました。