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南アフリカの元ボクサー”子どもたちに希望を”3月5日 7時10分
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世界でも最も治安が悪い地域の一つとされるヨハネスブルクのダウンタウンで、20年ほど前に強盗に襲われて大けがをし、選手生命を断たれた元ボクサーの男性が、人生を諦めず、貧しい子どもたちに生きる希望を与えたいと、ボクシング教室を開いています。
この男性は、南アフリカのヨハネスブルクのダウンタウンにあるヒルブロウ地区でボクシングジムを運営しているジョージ・コシさん(46)です。
貧しさから抜けだそうと16歳のときにボクシングを始めたコシさんは、重いパンチを武器に南アフリカのジュニアヘビー級で勝利を重ね、国内のランキング6位にまで上り詰めました。そして、いよいよチャンピオンに挑戦することになった28歳のとき、強盗に襲われ、銃で撃たれてひん死の重傷を負いましたが、このときコシさんの命を救ったのが路上生活をしていた貧しい子どもたちでした。
コシさんは右目を失明し、両足も自由に動かせなくなって選手生命を絶たれましたが、命を救ってくれた子どもたちに恩返しをしようと、指導者という第2の人生を歩み出したのです。
コシさんのジムには、夕方になると、地元の貧しい家庭の子どもたちが集まってきて、コシさんは無料でボクシング教室を開いています。コシさんは、ボクシングを通じて、子どもたちが犯罪に手を染めるのを防ぎ、将来に向けて目標を持って生きていくことができるよう支援したいと考えています。
リングだけではなく、人生でも決して諦めなかったコシさんの今の夢は、自分のジムから世界チャンピオンを誕生させることで、ジムに通う若者たちを「倒されても、諦めずに立ち上がりなさい。戦い続ければ必ず勝てます」と励まし続けています。
貧しさから抜けだそうと16歳のときにボクシングを始めたコシさんは、重いパンチを武器に南アフリカのジュニアヘビー級で勝利を重ね、国内のランキング6位にまで上り詰めました。そして、いよいよチャンピオンに挑戦することになった28歳のとき、強盗に襲われ、銃で撃たれてひん死の重傷を負いましたが、このときコシさんの命を救ったのが路上生活をしていた貧しい子どもたちでした。
コシさんは右目を失明し、両足も自由に動かせなくなって選手生命を絶たれましたが、命を救ってくれた子どもたちに恩返しをしようと、指導者という第2の人生を歩み出したのです。
コシさんのジムには、夕方になると、地元の貧しい家庭の子どもたちが集まってきて、コシさんは無料でボクシング教室を開いています。コシさんは、ボクシングを通じて、子どもたちが犯罪に手を染めるのを防ぎ、将来に向けて目標を持って生きていくことができるよう支援したいと考えています。
リングだけではなく、人生でも決して諦めなかったコシさんの今の夢は、自分のジムから世界チャンピオンを誕生させることで、ジムに通う若者たちを「倒されても、諦めずに立ち上がりなさい。戦い続ければ必ず勝てます」と励まし続けています。