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最新の迎撃ミサイルシステム配備巡り米韓協議本格化3月4日 20時32分
アメリカの最新の迎撃ミサイルシステムの韓国への配備を巡って、アメリカ軍と韓国国防省は4日から実務者による本格的な議論を始めましたが、配備には中国が強く反対しており、北朝鮮への対応を巡ってアメリカや韓国と中国の足並みの乱れにつながることも懸念されます。
在韓アメリカ軍と韓国国防省は、北朝鮮が先月7日に事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことを受けて、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国への配備について協議を始めました。4日はソウルで双方の実務者によるワーキンググループが発足し、迎撃ミサイルシステムの設置場所や安全性、そして費用などについて本格的な議論に入りました。
THAADの配備について、韓国国防省の担当者は「韓国とアメリカは配備が必要だという認識を共有している。配備は増大する北朝鮮の核とミサイルの威嚇から韓国を守るものだ」として必要性を強調しています。しかし、中国政府は、THAADのレーダーが中国の軍の動きを監視するのに利用され安全保障が脅かされるとして、韓国への配備に強く反対しており、北朝鮮への対応を巡ってアメリカや韓国と中国の足並みの乱れにつながることも懸念されます。
THAADの配備について、韓国国防省の担当者は「韓国とアメリカは配備が必要だという認識を共有している。配備は増大する北朝鮮の核とミサイルの威嚇から韓国を守るものだ」として必要性を強調しています。しかし、中国政府は、THAADのレーダーが中国の軍の動きを監視するのに利用され安全保障が脅かされるとして、韓国への配備に強く反対しており、北朝鮮への対応を巡ってアメリカや韓国と中国の足並みの乱れにつながることも懸念されます。