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震災から5年 地盤変動続く 引き続き注意を3月9日 5時27分
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5年前の巨大地震による地盤変動の影響は東北を中心に現在も続いていて、この1年の変動の大きさは最大で10センチ余りに達しました。解析した国土地理院は「巨大地震の影響は今も続いており、引き続き注意が必要だ」と話しています。
国土地理院によりますと、5年前の巨大地震では、東北や関東などを中心に広い範囲で地盤が動き、宮城県の牡鹿半島の一部では最大で5メートル40センチ、東向きにずれ動きました。
東向きの地盤の動きは、関東などでは収まりつつありますが、東北を中心に現在も続いていて、岩手県や宮城県の沿岸部では、この1年間の変動の大きさは最大で10センチ余りに達しました。牡鹿半島の一部では巨大地震からの5年間で、最大で6メートル40センチ余り東へずれ動いたことになります。
一方、巨大地震の発生時には東北の広い範囲で地盤が沈下しましたが、その後、各地で元に戻る動きが続いています。岩手県や宮城県の沿岸部では、この1年間に最大で5センチ前後隆起し、地震直後には最大で1メートル余り沈下した宮城県の牡鹿半島の一部でも、その後の5年間で40センチ余り隆起し、沈下の大きさも60センチ余りとなりました。
国土地理院地殻変動研究室の矢来博司室長は「巨大地震の影響は東北を中心に今も続いていて、元の状態に戻るには数十年程度かかるとみられる。周辺では地震が多い状態が続いていて、今後も注意が必要だ」と話しています。
東向きの地盤の動きは、関東などでは収まりつつありますが、東北を中心に現在も続いていて、岩手県や宮城県の沿岸部では、この1年間の変動の大きさは最大で10センチ余りに達しました。牡鹿半島の一部では巨大地震からの5年間で、最大で6メートル40センチ余り東へずれ動いたことになります。
一方、巨大地震の発生時には東北の広い範囲で地盤が沈下しましたが、その後、各地で元に戻る動きが続いています。岩手県や宮城県の沿岸部では、この1年間に最大で5センチ前後隆起し、地震直後には最大で1メートル余り沈下した宮城県の牡鹿半島の一部でも、その後の5年間で40センチ余り隆起し、沈下の大きさも60センチ余りとなりました。
国土地理院地殻変動研究室の矢来博司室長は「巨大地震の影響は東北を中心に今も続いていて、元の状態に戻るには数十年程度かかるとみられる。周辺では地震が多い状態が続いていて、今後も注意が必要だ」と話しています。