2016年3月8日21時36分
女子テニス界屈指のスター、マリア・シャラポワ(28)=ロシア=のドーピング違反が明らかになった。7日、本人が米ロサンゼルスで記者会見し、今年1月の全豪オープンの検査で、禁止薬物メルドニウムの陽性反応が出たことを公表した。
会見でシャラポワは「全責任は私にある。大きな間違いを犯した」と謝り、「選手のキャリアをこのような形で終えたくない」と引退は否定した。世界反ドーピング機関(WADA)の規定では4年間の出場停止となる可能性がある。
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によると、メルドニウムは代謝を調整する薬で、心臓の治療薬として東欧を中心に流通している。多くのアスリートから検出されるため、WADAが2015年1月に監視プログラムに入れて観察。持久力向上、回復力アップなどの効果があると認定され、今年1月、禁止リストに加えられた。シャラポワは06年から「健康上の理由」で摂取したと説明し、禁止リストに入ったことを確認しなかったという。
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