ハノイ=佐々木学
2016年3月9日00時59分
5月に実施されるフィリピン大統領選挙で、選挙管理委員会から「失格」を宣告されていたグレース・ポー上院議員(47)について、最高裁は8日、立候補を認める判断を下した。
ポー氏は人気映画俳優の養女で、世論調査で支持率上位に立つ有力候補。だが米国暮らしが長いため、選管が立候補に必要な国内居住期間(10年)を満たしていないとして失格を宣告、裁判で争われていた。
最高裁が立候補を認めたことで、選挙戦はポー氏と野党出身の副大統領ジェジョマル・ビナイ氏(73)、アキノ大統領から後継指名されたマヌエル・ロハス前内務自治相(58)、南部ミンダナオ島ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏(70)を軸に展開される。(ハノイ=佐々木学)
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朝日新聞国際報道部
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