ニュース詳細
衆院議長 アダムズ方式“自民も導入方針明確に”3月8日 18時54分
k10010436221_201603081940_201603081941.mp4
衆議院の選挙制度の見直しを巡って、大島衆議院議長は記者会見し、「アダムズ方式」と呼ばれる、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の導入に、おおむね各党は賛成の立場だとして、自民党も導入の方針を明確にする必要があるという考えを示しました。
衆議院の選挙制度の見直しを巡って、大島衆議院議長は先週から各党の検討状況の聞き取りを行っていて、8日は共産党やおおさか維新の会などから意見を聞きました。
このうち共産党は、議員定数の削減は合理的な理由はないとして反対するとともに、比例代表を中心とした制度に抜本的に見直すべきだという考えを示しました。
また、おおさか維新の会は、有識者調査会の答申に盛り込まれた議員定数の10削減と、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の「アダムズ方式」の導入は、今の国会で法改正し実現すべきだという考えを伝えました。
このあと大島議長は記者会見し、「定数10の削減とアダムズ方式の導入という答申の骨格については、おおむね各党が賛成の立場だ。これらを整理して、自民党と改めて意見を交わしたい」と述べました。
そのうえで、大島議長は「アダムズ方式については、安倍総理大臣が『平成32年の大規模な国勢調査を受けて導入すべきだ』という考えを示し、谷垣幹事長も『調査会の答申を尊重する』と言っているので、その方向に導いてくれると信じている」と述べて、自民党も導入の方針を明確にする必要があるという考えを示しました。
このうち共産党は、議員定数の削減は合理的な理由はないとして反対するとともに、比例代表を中心とした制度に抜本的に見直すべきだという考えを示しました。
また、おおさか維新の会は、有識者調査会の答申に盛り込まれた議員定数の10削減と、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の「アダムズ方式」の導入は、今の国会で法改正し実現すべきだという考えを伝えました。
このあと大島議長は記者会見し、「定数10の削減とアダムズ方式の導入という答申の骨格については、おおむね各党が賛成の立場だ。これらを整理して、自民党と改めて意見を交わしたい」と述べました。
そのうえで、大島議長は「アダムズ方式については、安倍総理大臣が『平成32年の大規模な国勢調査を受けて導入すべきだ』という考えを示し、谷垣幹事長も『調査会の答申を尊重する』と言っているので、その方向に導いてくれると信じている」と述べて、自民党も導入の方針を明確にする必要があるという考えを示しました。
共産「比例代表中心の制度に」
共産党の穀田国会対策委員長は国会内で記者会見し、「選挙制度は民主主義の根幹であり、一部の政党が多数の力で押し切ることは許されない。現行制度の根本的な問題は民意をゆがめる小選挙区制度であり、この制度を廃止して、民意を反映する制度にすることが必要だ。比例代表を中心とした制度に変えるしかない」と述べました。
おおさか維新「答申どおり今国会で法改正を」
おおさか維新の会の馬場幹事長は国会内で記者会見し、「自民党は今のままでは、答申どおりの法改正は行わない姿勢にしか見えない。自分たちで決められない状況のなかで、第三者機関に委ねようと有識者の調査会を設置して答申が出たのだから、答申を文字どおりにきちんと解釈して、今の国会で法改正を実現すべきだ」と述べました。