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政府と沖縄県 解決に向けた協議前に対立先鋭化の兆し3月9日 4時16分
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る裁判で、国と沖縄県は先に和解しましたが、翁長知事があくまでも移設計画の阻止を目指す考えを強調したのに対し、菅官房長官は和解条項に反しているとして不快感を示すなど、近く始める協議を前に両者の対立が、再び先鋭化し始めています。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る裁判で、国と沖縄県の和解協議が成立したことを踏まえて、政府は和解条項に沿って、沖縄県の翁長知事に対し、基地の移設先の埋め立て承認の取り消しを是正するよう指示しました。これに対して、翁長知事は国の是正指示には応じられないとしていて、最終的には改めて裁判となる可能性が高まっています。
これに関連して、翁長知事は8日の県議会で、改めて行われる裁判で判決が出た場合には和解条項に沿って判決には従うものの、あくまでも移設計画の阻止を目指し、あらゆる手段を取る考えを強調しました。これに対し、菅官房長官は「裁判に負けることを考えて発言されたのかなと思うが、なぜ、そのような発言をされたのか、よく分からない」と述べ、翁長知事の発言は和解条項に反しているとして不快感を示しました。
政府と沖縄県は円満な解決に向けて、近く協議を始める方針ですが、協議を前に両者の対立が再び先鋭化し始めています。
これに関連して、翁長知事は8日の県議会で、改めて行われる裁判で判決が出た場合には和解条項に沿って判決には従うものの、あくまでも移設計画の阻止を目指し、あらゆる手段を取る考えを強調しました。これに対し、菅官房長官は「裁判に負けることを考えて発言されたのかなと思うが、なぜ、そのような発言をされたのか、よく分からない」と述べ、翁長知事の発言は和解条項に反しているとして不快感を示しました。
政府と沖縄県は円満な解決に向けて、近く協議を始める方針ですが、協議を前に両者の対立が再び先鋭化し始めています。