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受験本番間近でまさかの迷走(;´Д`)

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※最後の模試会場の立教大学 キャンパスの雰囲気は意外と学習院の方が良かった。

 

前回の続きを書く。

3年生の冬になった。自分の中では「最後」と位置付けていた模擬試験を立教大学で受けた。

前回のように随行者はいない。1人で受けてきた。

ただ、不思議な程、記憶が無い。失敗が無かったからなのかな?

試験結果も良く覚えていないが、学習院の時の成績に比べて、英語と国語が上がって、政経が奇問難問が多く、ダメだった記憶がある。

得点源だった政経の点数が伸びなかったので、総合偏差値は前回より落ちて65程度だった。

もっとも、政経は暗記科目だし、攻め方も判っていたので、「直前に追い込めば良いや」と思っていた。よって、全くショックは無かった。

それより英語力の更なる強化を当時の課題にしていたので、方法論的には間違っていないと思うことができた。前回失敗した時間配分もうまくいった。

当初の目論見通り、全国模試はこれにて打ち止めだ。

後は今まで通りの勉強、続けていけばいい。

 

「アリとキリギリス」という寓話については前にも触れた。

やるべき時にやらないと、後で泣きをみるという判り易い教訓だが、さしずめ俺の場合は受験生なんだから、ひたすら勉強を重ねなきゃ…そう思った。

返す返すも、受験生活…全く苦じゃなかった。ホームレス生活に比べれば、勉強漬けの日々は天国ですらあった。知的好奇心が満たされていく楽しい時間だったからだ。

「佐藤さん、元気でいますか…あなたが言ってくれた途、俺は進みつつありますよ…」

 

ただ、中学時代は「力を合わせて」一つのことを成し遂げることができた。然るに、二度目の高校の時は、ひたすら孤独に、孤高に目標達成に向けて取り組んだ。

その落差にちょっと面喰いつつも、現実と折り合いをつけながら、わき目も振らずにやってきた(つもり)。

 

 しかし、そんな「受験勉強一直線」の俺に、今から思えば、水を差す出来事が生じた。

きっかけは担任の何気ない一言だった。

「ゆう、日本社会事業大学の推薦枠、とれたぞ。推薦試験、受けてみるか?」

日本社会事業大学…全くノーマークの大学だったわ。そんな大学、あったのね。

調べてみたら、「女子比率8割」、「偏差値57」、「学費は国立大学と全く同じ」、「推薦入試の科目は英語と面接のみ」、「キャンパスの立地場所は原宿(但し、当時の話)」…魅力的なデータが並んでいた。

大きいのは学費が安いこと。親に負担をかけなくてすむじゃん。

もっと大きいのは女子が多いこと…「ハーレムを作れるかも~!(≧◇≦)」

何でも社会福祉関係では名門らしい。あんまり興味ないけど…それ以前に、社会福祉、それって美味しいの?そんなレベルだった(笑)。

福祉関係の方、ごめんよ~!今はそう思っていないよ~!!)

 

試験時期は12月中旬。合格すれば、3学期は車の免許とかとったり、アルバイトしたり、それこそ彼女つくったりと最後の高校生活、謳歌できる~(*´ω`*)

何よりも、そこに合格すれば「客寄せパンダ」契約、反故にできるかも~♪

 

バカ高校の教員は、殆どがここのOBで、今では流行りの大学群である「大東亜帝国」出身者で固められていたが、高校3年の時の担任は、珍しく外様で、東京理科大を卒業した優秀な先生だった。彼を形容するに「掃き溜めに鶴」…(笑)

そんな担任のアドバイスなら、異存は無い。

「受けてみます」

そう答え…そして迷走が始まった(;´Д`)