過半数得票の作品を選出、組織委　エンブレム発表は４月以降

　２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は８日、新たな大会公式エンブレムを選ぶエンブレム委員会の第１２回会合で最終審査の方法を協議し、委員２１人の投票で過半数を得た作品を選ぶことに決めた。委員長の宮田亮平東京芸術大学長は、正式発表は４月以降になるとの見通しを示した。

　組織委は四つに絞り込んだ候補作品について商標調査と商標登録の出願手続きを進めている。エンブレム委は、公式サイトなどで集める国民からの意見を参考に議論を重ねた上で投票を行い、即日理事会で承認を得て新エンブレムを発表する予定。