話題になりそうでならない『i-dio』という新しいメディアをご存知でしょうか?一月前に注文した無料の端末が届いてすっかり開封するのを忘れていたのですが、今回はその『i-dio』を紹介していこうと思います。
i-dioとは無料の新しい放送サービス
僕なりに簡単に説明しますと、2011年に終了したアナログテレビの電波を使用した、テレビでもラジオでもないんだけどラジオみたいなメディアです。スマホなどのモバイル端末や、カーナビやステレオコンポなどの家電で視聴することが可能です。現在すでに一部地域では放送が開始しています。
ラジオじゃないけどラジオみたいとは
ラジオがベースのサービスなのだけどラジオと違って、動画・画像・文字・ファイルも受信することが出来るらしいんです。そりゃ元々はテレビの電波ですからね。電波に詳しくない僕でも「なるほど、確かに凄そうだ」ってことは分かります。
例えば車の運転中には移動した地域に応じて天気予報や交通情報も自動で切り替わったり、欲しい情報は映像やテキストで見たりってことが出来るんです。
ネットでいいじゃんと思うけど…
WEBでラジオが聴けるサービスだと「radiko」が有名ですよね。でもちゃんとi-dioとは似ているけど違うんです。i-dioは完全に無料なんです。通信料もかかりません。
ネットのデメリットとして、災害時はネットの電波が混み合うので繋がらなくなってしまいますが、-dioは通信ではなくて放送なので聴けないってことはありません。
そしてi-dioには地域の自治体が災害情報などを送ることができるサービスがあります。これで常に自分のいる地域の災害情報は得ることができます。素晴らしいですね!
チャンネル
現在は音楽専門のチャンネルや、ドライバー向けのチャンネル、映像のチャンネルなどがあります。
実際に聴いた感想は、チャンネルの質はラジオと何も変わりません。ちゃんとしたDJやクリエイターが放送しています。
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i-dioの無料端末紹介
まず実機はこんな感じです。これが無料で貰えます!
接続イメージ
i-dioが受信した電波をWi-Fiに変換してモバイル端末に送信する仕組みです(わざわざ画像作ったけど、凄いしょぼいな。)。
使ってみた感想
これまでいい感じのことを書いてきましたが、本当にサービス自体はすごく良い物だと思っています。しかしサービスの概要と実際の使用感と言うのは別の話で、僕自身が体験した正直な感想を書いていきます。
①まず何でWi-Fiなの?
これね、本当に面倒です。ホント些細な事なんだけど
- i-dio端末のスイッチを入れる
- iPhoneでWi-Fiの電波を選択
- アプリ起動
文字にするとたったの3ステップなんだけど、いちいち手動でWi-Fiを切り替えるの面倒くさいって。どうしてBluetoothじゃないのかな。重すぎるからWi-Fiにするしかなかったの?
②バックグラウンド再生が出来ない
これは僕がiPhoneを使用していてAndroidの方は恐らく問題ないと思いますが、iPhoneがスリープしたらアプリも終了するんです。これ致命的。Wi-Fi選択からやり直しになります。放送系のアプリでこんなことあってはならないと思うのですが、どうなのかな。僕の端末に起こっているバグなの(iPhone6s plus)?
解決策としてスリープをオフにすればいいんだけど、そしたら電池の消耗やばいし。
③電波悪すぎ
もうプッツンプッツン切れまくり。Wi-Fiを送っている端末が悪いのか、アプリが悪いのか、放送局の電波が悪いのか知らないけど、イライラして聴いていられません。かれこれ3日間くらいアプリを使用しているので、その時に偶然ってことはあり得ません。
④放送までの時間が遅すぎ
アプリ起動から視聴を開始するまでの時間が2分くらい余裕でかかってしまいます。これも僕の端末・OSの問題かもしれませんが、それにしても遅い
⑤そもそもWi-Fiの感度も最悪
Wi-Fiに接続して、スリープをオフにして、アプリを起動しても、「接続出来ません」状態になります。7割の確率で繋がりません。これの対処法としてアプリの再起動を繰り返すのですが、そんなのやってられませんよ。一応まだベータ版のテスト環境なので譲歩できますが、この状態で全国リリースなんてしたら絶対ダメ。
まとめ
半年ほど前からすっごい楽しみにしていたんですよ。僕新しいもの大好きなんで。それに「テレビでもラジオでもない」って、未来感が溢れ出てるじゃないですか。楽しみにしていたんですけどねぇ。
テスト環境でこの状態っていうのが心配になります。正直このままだと一切使う気にはなりません。
ただ今の悪いところを改善できれば、凄い魅力的なサービスになることは間違いないのは確信しています。「i-dio」が放送の常識になる可能性はたっぷりあると思います。ラジオと違って映像も配信できるからスポンサーも集まっているはずですし。是非とも魅力的なものに仕上げてもらいたいと願います。
改善できなかったら、もって2年のサービスだな…。
おしまい。
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