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医療支援のイスラエル軍責任者 被災者にメッセージ
3月8日 6時13分

東日本大震災による津波で大きな被害を受けた宮城県の南三陸町で当時、医療支援にあたったイスラエル軍の責任者がNHKのインタビューに応じ、「震災を乗り越えた力でかつての生活を取り戻してほしい」と、被災した人たちに激励のメッセージを送りました。
イスラエル軍は当時、東日本大震災による津波で大きな被害を受けた宮城県南三陸町に医療チームを派遣し、仮設の診療所で医療支援にあたりました。
震災から5年となるのを前に、この医療チームの責任者の1人だったイスラエル軍のバル・コーヘン中佐がNHKのインタビューに応じました。このなかでコーヘン中佐は、当時の支援活動について、町と国の担当者と常に行動をともにしたことで極めて円滑に進んだと振り返りました。
一方、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きたことを受けて、被災地では、住民や活動場所の放射線量を測っていたほか、新たな事故を想定した退避計画も準備していたとしたうえで、「必要な手立てをとっていても誰もが不安を感じていた。しかし、われわれは被災した人たちのために危険を顧みず仕事をやり遂げた」と述べました。
そのうえで、「被災地の人たちは涙に暮れるのではなく、いかにして乗り越えるかを考えていた。震災を乗り越えた力でかつての生活を取り戻してほしい」と、被災した人たちに激励のメッセージを送りました。

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