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ユーロ圏財務相会議 ギリシャは一層の改革努力を3月8日 7時26分
ギリシャでは、多額の金融支援を受ける条件となっている財政緊縮策が進まず、ユーロ圏各国は7日に開いた財務相会議で、支援の継続には年金改革などの実現に一層取り組む必要があるとして対応を求めました。
通貨ユーロを導入する19か国の財務相による会議が、7日にベルギーのブリュッセルで開かれ、ギリシャに対して最大およそ11兆円の金融支援を実施する条件となっている、財政緊縮策の状況などを巡って意見を交わしました。各国は、緊縮策の進捗(しんちょく)に応じて段階的に支援を行う方針ですが、去年8月以降、第1段階の支援を実行してからも、ギリシャでは緊縮策の柱となる年金改革を巡り国民の激しい反発が起き、難航しています。
財務相会議の記者会見で、ユーロ圏のダイセルブルーム議長は「ギリシャ政府は財政再建と改革の実現に向け、さらなる努力が必要だ」と述べ、支援の継続にはより一層の取り組みが必要だとして対応を求めました。
一方、シリアなどから難民や移民が押し寄せるなど、ギリシャ経済を取り巻く状況は厳しさを増しているとして、各国はギリシャの財政を安定化させるため、債務の負担軽減についても、近く協議を始める方針だということです。
財務相会議の記者会見で、ユーロ圏のダイセルブルーム議長は「ギリシャ政府は財政再建と改革の実現に向け、さらなる努力が必要だ」と述べ、支援の継続にはより一層の取り組みが必要だとして対応を求めました。
一方、シリアなどから難民や移民が押し寄せるなど、ギリシャ経済を取り巻く状況は厳しさを増しているとして、各国はギリシャの財政を安定化させるため、債務の負担軽減についても、近く協議を始める方針だということです。