蹴球探訪
手倉森監督 リオへの道はベンゲル流
来年1月五輪アジア最終予選
(10月7日)
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【サッカー】なでしこ試合前にリオ消滅 佐々木監督退任、後任は高倉氏が最有力2016年3月8日 紙面から ◇女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本6−1ベトナム
サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」が7日、4大会連続の五輪出場を逃した。大阪市のキンチョウスタジアムなどで行われたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で、日本はベトナムを6−1で下し、初勝利。しかし中国が韓国に勝ったことにより、出場権を得られる2位以内に入る可能性が消えた。これを受け、佐々木則夫監督(57)が予選終了後に退任する。後任はU−20(20歳以下)女子日本代表の高倉麻子監督(47)が有力。 ◆8年の長期政権4大会連続出場を逃し、大仁邦弥日本サッカー協会会長(71)は「次は東京五輪。新しい体制を早くつくってスタートした方がいい。それは早ければ早いほうがいい。(メンバーも)そうとう変えないといけない。その時間が必要」と早期の刷新を強調した。 後任とみられる高倉U−20日本代表監督は、2014年U−17(17歳以下)女子W杯で初優勝に導いた。日本協会の関係者によると、野田朱美女子委員長(46)も退任が濃厚で、現場の監督と強化トップを総入れ替えし、再スタートを切る見込みだ。 佐々木監督は2008年に就任し、11年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダW杯でも準優勝に導いたが、8年の長期政権の幕を下ろす。 今大会は初戦のオーストラリア戦(1−3)でつまずき、佐々木監督も「やはり第1戦の勝敗がやはりわれわれにとってダメージがあったというか、波に乗れなかった」と悔いた。また、今後の方向性については「指揮官として一番責任は重いが、アジアを含めて世界の女子サッカーが変わっていることを痛切に思いながら、3、4年後に向けて準備することが重要」と説明した。 (占部哲也) ◆東京のエース候補 岩渕意地の一発岩渕がなでしこの未来に希望の灯をともした。前半39分、中島の左クロスに呼応。高瀬が相手DFを引きつけてできたスペースに飛び込むと、右足で豪快にゴール左隅に蹴り込んだ。 「チームとしてもっと取れたという感じはしていますけど、個人的に1点取れたことはポジティブにとらえています。また練習します」。2014年10月28日の国際親善試合・カナダ戦以来の先発出場で、2日の韓国戦以来となる代表6得点目が大量6発快勝の口火となり、自然と笑みがこぼれた。 リオ五輪への道が断たれていることは知っていた。だが、「新たなスタートを切る意識で臨んだ。過去は変えられない。未来をつくっていくことが大事。新しいものを築かないといけない」と気持ちを切り替え、攻撃陣をけん引した。 なでしこは今大会の敗退を機に世代交代を含め、2020年東京五輪での成功を最終目標に体制を刷新することになる。現在22歳で、ドイツのプロリーグで研さんを重ね、東京五輪のときは27歳と選手としての円熟期に入る岩渕はその中心にいる。 本人も自覚ありで「(代表での)経験値は高い方。このチームで経験したことを次に伝えないといけない」。 敗戦や敗退からしか学べないものもある。「(五輪出場を逃したことで)また、ゼロからのスタートになると思うけど、しっかり背負って持ち上げられる選手になりたい」。岩渕が新生・なでしこの旗手になる。 (内田修一) <高倉麻子(たかくら・あさこ)> 1968(昭和43)年4月19日、福島県生まれの47歳。10歳でサッカーを始め、85年読売ベレーザ(現日テレ)入りし松下電器バンビーナなどでプレー。Lリーグ(現なでしこリーグ)でMVPを2度受賞し、女子1部リーグ通算226試合出場44得点。83年に15歳で代表初選出。91年と95年の世界選手権(現W杯)、96年アトランタ五輪に出場。国際Aマッチ通算79試合30得点。04年引退。14年、U−17日本女子代表を率いてU−17女子W杯コスタリカ大会で優勝。 PR情報
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