ブラック労働で大阪から教頭が消える
本日、MBSの「VOICE」という番組で大阪市立学校の教頭のなり手不足の問題をとりあげていました。現在の大阪市では、教頭の不足が深刻なのです。
大阪市は橋下市長の就任以降、学校選択制の導入や公募校長制度などで教育環境が大きく変わってしまい現場の負担が増え続けています。市教委は教員に教頭昇任試験の受験を促していますが、受験者は毎年減り続け、この10年で5分の1にまで減少してしまっています。
あまりの労働環境の悪さに悲鳴をあげる教頭が多いです。大阪市内のある小学校教頭などは朝6時に登校して帰宅は夜11時、自宅に仕事を持ち帰る時もあります。事務作業に忙殺され、児童や保護者と向き合う時間がとれていません。ハッキリ言って、激務です。
それだけ大変な仕事だというのに、待遇面ではあんまりな仕打ちをされています。
「〇給料のカット率
45歳の教諭は給料が40万で7%のカットで37万2000円
45歳の教頭は給料が42万で11.5%のカットで37万2000円
これで教頭になりたい人をいくら募集しても無駄ですね。」
教頭になって仕事と責任が増えるのに、教諭と給料が変わりません。これではなんのために試験までうけて教頭になるのかわからなくなってしまいます。
「〇修学旅行にいって1万円払わされる
教頭は修学旅行や一泊移住にっても手当が出ません。先生方1日4000円ぐらい出ます。修学旅行の食事代3日で1万円程度かかります。先生方は手当があるので、おつりが出ますが、教頭になっていくと1万円払わなければいけません。
世の中に、仕事で出張にいって1万円払う仕事があるでしょうか。橋下さんが知事になってからですね。お金を 取られるようになったのは。」
修学旅行の引率にあたっては、お金がもらえるどころか逆に取られます。
教頭の1日の勤務時間は平均で13時間、土日に仕事をしたとしても手当なし。こんなブラックな環境でやる気を持って働くことなどできないです。人材流出にも拍車がかかります。
当たり前の労働環境を用意する以外に、教頭不足を解消する手段はないと思います。それ以前に一般の教員のなり手が大阪市では減ってしまっていて、すでに教育の荒廃が目に見える形で表れてしまっているのですが・・・。
大阪の教育の崩壊
ここまで壊れてしまったものをなんとか元に戻す手だてはあるのでしょうか?
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