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【大リーグ】

マー、2年連続開幕投手が確実 初のOP戦で2イニング無失点

2016年3月8日 紙面から

フィリーズ戦に先発し、2イニングを2安打無失点のヤンキース・田中=クリアウオーターで(共同)

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 大リーグは6日、各地でオープン戦が行われ、ヤンキースの田中将大投手(27)はフィリーズ戦で今春のオープン戦初登板。先発で2イニングを2安打無失点、2奪三振1四球と好投し、メジャーの日本投手で史上2人目となる2年連続の開幕投手がほぼ確実となった。マリナーズの岩隈久志投手(34)も初登板でレンジャーズ戦に先発し、2イニングをパーフェクトに抑えた。マリナーズの青木宣親外野手(34)は同カードに「1番左翼」で先発。2回に左前へタイムリーを放ち、オープン戦3試合目で初安打をマークした。

 力で2年連続の大役をほぼ手中にした。田中は1回、宝刀スプリットで空振り三振を奪うなど、わずか8球で三者凡退。2回はポテンヒットなど2安打を許したが、最後は内角低めのスライダーで空振り三振に仕留め、無失点。オフの右肘骨棘(こっきょく)除去手術によるスロー調整の影響を感じさせなかった。

 球団地元紙ニューヨークポスト(電子版)によれば、ジラルディ監督は「(昨季の)ポストシーズン初戦で先発したということは、彼がうちのナンバーワン投手」と語り、同紙は「ジラルディ監督は開幕投手が田中だとほぼ認めた」と報道。時事電などによれば、田中自身も「目指す開幕投手に前進したか」と聞かれ、「それは、もちろんある」と明言した。

 この日の内容について、田中は「全体的に良かった。走者を背負った場面で出力を上げられた。しっかり腕を振って投げられた。球がばらけたところもあったが、今は課題もたくさん出た方がいい」と納得。球速も最後の打者に92マイル(148キロ)を連発し「上出来。そんなに出るとは思っていなかった」と語った。

 2年連続の開幕投手を射止めれば、メジャーの日本投手では2003、04年のドジャース・野茂英雄に続き、史上2人目。4月4日に対戦するアストロズの開幕投手は、昨季サイ・ヤング賞の左腕カイケルだ。相手にとって不足はない。

 

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