ジョルジュ・ペレック 生誕80周年
Googleロゴ
2016年3月7日
この日、「ヨーロッパ」、「ロシア」、「オーストラリア」等でGoogle検索のロゴが以下のものに変更されています。
ロゴ大
ロゴ小
表示された国
この日、「Google」のロゴが変更された国は以下の画像の通りです。
アイスランド、ポルトガル、フランス、セルビア、マケドニア、クロアチア、スロベニア、ブルガリア、ギリシャ、イスラエル、リトアニア、スウェーデン、ロシア、カザフスタン、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド 等
「ジョルジュ・ペレック」さんって??
「ジョルジュ・ペレック」さんについて調べてみました。
Georges Perec
フランスの小説家、随筆家です。
1936年3月7日に生まれて、1982年3月3日に逝去されています。
そのため、生誕80周年。
1965年に長編「Les Choses(物の時代)」でデビューします。
この作品で、フランスの文学賞「ルノードー賞」を受賞します。
1967年からは文学グループ「ウリポ」に加わっています。
「ウリポ」とは、1960年に数学者の「フランソワ・ル・リヨネー(François Le Lionnais)」さんを発起人として設立された文学グループです。
言語遊戯的な技法の開発を通して新しい文学の可能性を追求していきました。
彼の代表作は「La Disparition:煙滅」(1969)や「La Vie mode d’emploi:人生使用法」(1978)が挙げられます。
「La Disparition:煙滅」については、フランス語では使用頻度の高い「e」の文字を一度も使うことなく文章を綴っています。
作品の中では、「何か」(e)が欠けていることがキーとなっていて、それだけに、他言語への翻訳は不可能とも言われている作品です。
日本では、現在「塩塚秀一郎」さんによる翻訳の本が発売されています。
また、逆に、「e」以外の母音を使用しない短編小説「Les Revenentes」(1972)も発表しています。
この本は、母音が「e」のみですので、全編を通して「e」の文字だらけの文章になっています。
その他の作品では、「Un homme qui dort:眠る男」(1967)は映画化もされています。
ロゴデザイン
「ジョルジュ・ペレック」さんの代表作でもある「La Disparition:煙滅」。
「e」の文字が使われていないということから、本日のロゴ「Google」の「e」の文字がかすれて消えていきます。
「何か」(e)が足りないロゴとなっています。
ロゴ表記されている主な各国のGoogle検索サイト
フランスのGoogleサイト「Georges Perec」
→ https://www.google.fr
ロシアのGoogleサイト「жорж перек книга без буквы e」
→ https://www.google.ru
マケドニアのGoogleサイト「Жорж Перек」
→ https://www.google.mk
スウェーデンのGoogleサイト「Georges Perec」
→ https://www.google.se
インドネシアのGoogleサイト「Georges Perec」
→ https://www.google.co.id
表示されるGoogleロゴのクリックで検索される言葉は「ジョルジュ・ペレック」、「ジョルジュ・ペレック eの文字無し」等です。