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try! Swift

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たまにはブログを書いてみようと思い腰をあげる。

最近は CotEditor を引き継いでやってます、1024jp です。おひさしぶりです。本投稿は、先週の try! Swift という Swift のカンファレンスに行ってきました、というお話です。

今書いた通り、好きが高じて CotEditor をコツコツ開発しているわけですが、アプリケーション開発を生業としているわけでも情報系出身なわけでもないのでプログラムの話をしたりする人がいないんですね周りに。下手したら「プレーンテキストとは」というところから始めないといけないような環境なので(ちなみに、私の界隈では Swift といえばのことです)。で、一方私はそういうことが好きなので、気兼ねなくプログラミングとか話がしたい!もっとそういうコミュニティに歩み寄っても良いのではないか、と。そんなことを考えていた時に Twitter で try! Swift というイベントが今度あるらしいという話が流れてきて、会場が渋谷で近いし、なんか楽しそうだし、いいかな、とチケットを買ってみたのでした。Swift はできるようにしておきたい言語だったしね。

このようにして、初コンピュータ周りイベントに身を投じてみたのでした。

肝心のカンファレンスの内容はなかなか面白かったです。とはいえ私はまだ Swift をバリバリモリモリ使っているわけではないので理解するのがやっと、もしくは「お、おう...」レベルの話が多かったのですが。でも Swift で書くということとは、みたいなののイメージがより固まりました。面白い言語だねー。それに他の Swift 開発者が同意ことに興味を持ってコードを組み立ててるかとか。大雑把な印象は protocol 天国なのと関数型の波と。あとしょうがないけどみんな iOS 開発がベースで、そうなると自動的にネットワークのやり取り系とか view controller と storyboard とかそういう話がよく出てきたので、なんだろな、その辺はよくわかんないや。発表枠を埋めるためか「それは Swift 関係ないじゃん」という話もちらほらあった。

まぁ、カンファレンスの具体的な内容は niwatako さんのまとめ を見てください。全部まとまってます。すごい。

発表者の中で一人、ライブデザインっつってその場でアプリケーションアイコンを作るパフォーマンスをした人がいて(これも Swift 関係ない)、その人 Sketch 使ってたんだけど、いよいよ私も Sketch に移行した方が良いのではないかとそれを見て思ったのでした。問題は過去の遺産だよなぁ。人が絵を描いてるのを見るというのはなかなか面白かったので、コードの高度な話はできないけど、こういうデザイン系なら私もプレゼンできたら楽しそうだなぁ。

そのライブデザインやった方とはその後の Q&A セッションで話をしたら、お絵描きそのものよりも認知心理学とかユーザテストとかちゃんと理論をベースにデザインをする方だったので、その辺の話ができて愉快でした。特に彼女はユーザテスト推しで、「絶対やったほうが良い」と。ユーザテストというと企業とかがやる本格的なやつのイメージがあったんで「いや、私の app はフリーウェアで被験者とか環境整えるバジェットとかないし...」と尻込みしたら、その人は駆け出しの頃ロンドンの道端とかカフェにいる知らない人に声をかけてその場で自分のソフトウェアを使ってもらうのを頼んで様子を観察したとのこと。人間やろうと思えばできるもんだね。ってことで誰か CotEditor を使う姿を見せてください(ぉ。

カンファレンス中、ふとそういえば自分が Swift で書いた extension なんかも公開していることを思い出して、CocoaPods や Carthage の話も出てたことだし、も少し真面目に整備しようかと思いました。

このカンファレンスは一人でふらふらと参戦したんだけど、CotEditor Project でお世話になっている @usamik26 さんをはじめとして「Twitter/web で存じ上げています」なアバターアイコンならば知ってる方々にたくさん会った(そして軽度の相失なのでアイコンとかがわかると助かる)。複数名に「おじさんだと思っていた」などと言われつつ。

さらに途中、会場近くが職場の @onevcat さんに呼び出してもらって objc.io 主催者でもある Chris さんと3人で会場外で少し話したり(しかもそのあとすぐ pull-request も貰えた)

とにかくいろいろな人と話ができたのが良かったです。お前は遊びに行ったのか?(Yes!)

巷では参加費が高いと言われていたようですが、実際を加味したらむしろ安価なんじゃないでしょうか? イベント中飲み食いし放題 (?) だし、全発表ハイクオリティな同時通訳付きだし(しかしタイミングを逃して結局1度もレシーバ借りなかった。もったいないことをした。)、某学会なんかと比べるとだいぶ差が...。スポンサーがたくさんついてるもんな。華やかだ IT 業界。

しかし iOS ディベロッパばっかりなので OS X 開発者のコミュニティが別に欲しいね。iOS の話が出ないサンクチュアリを!だいぶこじんまりとしそうだけど。

CotEditor は未だ Objective-C で書かれています。今はまだ Mountain Lion があるから。それ切ったらぼちぼち移行しても良いかなと思ってるんだけど。「Swift だったらここ struct にするんだけどなぁ」などと妄想しつつまだ当分は ObjC で。やるとしても Swift 3.0 以降だな。一方 Gapplin は Swift です。

なかなか面白かったので、来年やるならまた行きたいなー。

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