中国:住宅購入者の頭金向け融資規制を計画、リスク監視強化-関係者
2016/03/07 13:53 JST
(ブルームバーグ):中国当局は住宅購入者が頭金支払いのために融資を受ける慣行を終わらせるために新たな規制を課す計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。当局は不動産市場の融資リスクに関する監視を強化しているという。
情報が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところによると、新規制が導入されれば不動産開発会社や少額融資を扱う企業、インターネットで貸し手と借り手を結び付ける「ピアツーピア(P2P)」事業者などは頭金のために融資することを禁じられる。
中国人民銀行(中央銀行)や中国銀行業監督管理委員会(銀監会)などの監督当局は商業銀行に対しても、住宅ローン申請を厳しく審査し、こうした貸し手からの融資で頭金が賄われている案件については申請を受け付けないよう求めるという。
中国当局者の間では、一部の大都市では住宅値上がりが急激過ぎるとの懸念が浮上していた。人民銀と銀監会にコメントを求めてファクスを送ったが、現時点で返答はない。
原題:China Said to Plan Crackdown on Loans for Home Down-Payments(抜粋)
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更新日時: 2016/03/07 13:53 JST