BofA、株式・債券トレーディング収入が今年に入って減少-関係者
2016/03/07 12:43 JST
(ブルームバーグ):米銀2位、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の今年に入ってからの株式・債券トレーディング収入は前年同期を下回っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
匿名を条件に語った関係者によれば、クレジットや通貨、商品などにかかわる債券トレーディング収入は前年同期比で約10%減少。関係者の1人によると、株式トレーディング収入は11-12%減少した。
米国株が過去最悪の年明けとなるなど、今年の世界的な市場混乱は銀行の収益見通しを圧迫し、事業縮小圧力が強まっている。投資銀行は資本規制強化やトレーディング事業低迷を受け、既に債券部門の全面見直しに取り組んでいる。
1月19日の当局への届出書によると、2015年1-3月(第1四半期)の株式販売・トレーディング収入は会計処理の調整を考慮しないベースで11億5000万ドル(現在のレートで1300億円)、債券の同収入は27億6000万ドルだった。10-12月(第4四半期)は株式8億8200万ドル、債券17億6000万ドルだった。
BofAの広報担当セレナ・モリス氏はコメントを控えた。
原題:BofA Bond, Stock Trading Revenue Said to Decline This Year (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Laura J. Keller lkeller22@bloomberg.net;ニューヨーク Hugh Son hson1@bloomberg.net
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更新日時: 2016/03/07 12:43 JST