6日、認定NPO法人「フローレンス」代表理事の駒崎弘樹氏が自身のTwitter上で、「保育園落ちた日本死ね!!」の投稿をきっかけに高まる運動に対して、懸念を示した。

先月15日、あるブロガーが「はてな匿名ダイアリー」に綴った「保育園落ちた日本死ね!!!」の記事は、民主党の山尾志桜里衆院議員が29日に国会で取り上げた結果、政界にも大きな反響を呼び起こした。

ネット上でも「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグとともに、多くのTwitterユーザーが子育てに関する問題を告白している。そして今月5日には、プラカードを持った約30人が国会議事堂前で抗議に出るなど、「日本死ね!!!」をめぐる動きは盛り上がりをみせている。

こうした高まる運動に対して、自らも1児の父であり、病児保育の問題に長年取り組んできた駒崎氏はTwitter上で「個人的には保育士給与改善や保育園増設に向かって広がっていくべき」と主張し、「日本死ね!!!」が提起した課題が解決されることへの期待を語る。

しかし一方で「反原発・反安保・反アベと繋がっていってもらいたくない」と綴り、他の政治的問題と関連付けられることには懸念を示した。

その上で駒崎氏は「イデオロギー関係なく、生活に根ざして」「あくまで子どもと、子育てのため。未来のため」とコメントしていた。
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