北朝鮮紙、米韓との対決姿勢強調

「傍観できず」と平壌市民

2016/3/7 15:59

 【平壌共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は7日、米韓合同軍事演習に対抗し「総攻勢に入る」とした国防委員会の声明を1面に掲載、論説で「敵はわれわれの核攻撃手段などにより滅亡の苦汁をなめることになる」と主張し、米韓との対決姿勢を強調した。

 首都平壌の大学生、鄭忠烈さん(33)は「米国がわが国をなくそうと(国連安全保障理事会の)制裁決議まで採択したのは、傍観できない。制裁下で培ってきた強力な国防力で敵の牙城を火の海にする」と怒りをあらわにした。