おはようございます。
ブロガー起業家の鳥井です。
わたくし未就学児が3人いて、毎日てんやわんやなんですけど、そんな「てんやわんや族」のみなさまが以前から薄々感じていたんじゃないかと思うのがこちら。
確かに!
で、すげー燃えてました。
わーお。
言っちゃったね。という感じですが、確かにマジで子供の世話で忙しくなってくると、
「子育てしてまーす☆」
みたいなことを書いたり、ましては写真撮ったりしてる暇すらないというか、気持ちの余裕が無いわ。
私も2人目が生まれてから一気に写真を撮る量が減ってしまって、3人目はもはや撮った記憶があまり無いというね。(マジで非情)
1人目の時はそりゃーはしゃいで、毎日のようにfacebookに「子育て最高!」とか書いて写真UPしてたからまぁ分からんでもないよ。でも確かにいま思い出したら、その時なんて全然子育てしてない気がするわ。
今と比べるとマジで青二才って感じ。
そもそもの発端は、くだらない内輪向けの記事を1日に4記事も5記事も更新しているどこぞの「自称イクメンブロガー」が、「子育て好きです」みたいなアピールをしてるくせに「泊まりでオフ会行きたい」と嫁に言ったら離婚騒ぎになったこの記事
が炎上して、各所に飛び火したのがきっかけなんだけど。
マジで子育てやってたら、1日に5記事も書けるかぁ!!
ボケか!!
ほんと、自称「子育てしてます」系のやつほど、実際にはしてないからな。
ヽ(`Д´)ノプンプン
親もやりたいことがたくさんある時代
さて、冒頭からブーメラン気味だけど、本題に。
もう私は子育てに関する問題はすべてこれが原因じゃないの?って思ってることがある。
それが「子育てでストレスたまる人って子供を尊重してないんじゃないか」という話。
以前も似たような話があって、こちらの私の記事がすごく燃えた。
前回は「ママ起業」にはまってるお母さんで、今回は「ブログ」にはまってるお父さんって感じか。
今の時代って情報がたくさん手に入るから、親になっても色々と「自分がやりたいこと」ってのがあるわけですよね。
「あっちのママは子育てしながら起業してるらしい」
「こっちのパパはちょっと有名なブロガーらしい」
そんなのをSNSで見て、「自分も!」となる。でも実際は子供の世話で忙しい。
だから親もストレスが溜まって「ママ起業ランチ行きたい!ブロガーオフ会行きたーい!」みたいに暴発するやつが増える。
そして、それを見て「そんなことやってないで、親として子供と向き合え!」みたいな議論で燃える。
まぁそれは両方一理あるよ。
あるけどさ。
その前にさ。
子育てをめんどうな仕事っぽく押し付けあうのをやめたまえ
なんかさ、最近こういうのを見るたびに、「子育てをすごく大変で面倒なものとして表現してる」ように感じるのよね。
ほんで私、そういう「子育てを面倒で大変なものと捉えている人」とか、「子育てでストレスがたまっちゃう人」には共通する特徴があると思うんだ。
簡単に言うと、
子供を一人の人間としてちゃんと尊重してない
という特徴というか、傾向だ。
子供を尊重していない人の傾向1:親はわがまま言っちゃだめだと思ってる
ママ起業ランチ行きたい人も、ブロガーオフ会行きたい人も、
別にいけばいいじゃん
って話ですわ。
なに?
行ったら子供が死ぬの?
別に死なないよね?
親も、子供も、同じ人間なんだし。
迷惑かけることもあるし、迷惑かけられることもあるでしょ。
こういう議論って、なんか前提に「親は自分を犠牲にしてでも完璧に子供を世話しなくてはいけない」みたいな強迫観念がある気がするんだけど。
別に、子供も一人の人間で、親も一人の人間で、同じだけ権利を行使できるでしょ。
なんでいつも子供を優先しなきゃいけないのよ。
考えてみてくれ。子供が「会社の同僚」だとイメージしてくれ。
そしたら、「相手ができないこと」はもちろん手伝うことはあると思うけど、「常に相手を最優先して自分を犠牲にする」なんてのはおかしいだろう?
確かに子供は自分で服も着れないし、飯も食えないわさ。だからそれは手伝ってやれよ。
でも、「常に子供を優先し続けなきゃいけない」なんて考えがあるのは、子供を同じ一人の人間として尊重していないのが原因じゃないのかね。
子供を尊重していない人の傾向2:子供は自分のいうことを聞くべきだと思っている
これもあるな。
保育園とかでちょいちょい「靴を履きなさい」みたいな話でキレちゃってるママを見るんだけど。
同じく事例で説明しよう。
あなたが朝、時間がなくて急いでるとする。
子供に「早く靴を履いてほしい」と思ってる。
あなたは言った。「早く靴を履いて!!」
でも、子供はなかなか動いてくれない。
あなたはイライラして声を荒げてしまう。「早く履いてって言ってるでしょ!」
よくある風景だ。「靴を履きなさい」「風呂に入りなさい」「宿題をしなさい」などは毎日のように起こっていることだろう。
私はこういう風景をみていつも思う。
「相手が会社の同僚だったらどうだね?」と。
上記の風景を、「子供=会社の同僚」に変換し、「靴を履いて=コピーを取って」に変換してみよう。
あなたは朝、時間がなくて急いでいる。
会社の同僚に、「早くコピーを取ってほしい」と思っている。
あなたは言った。「早くコピーを取って!!」
でも、会社の同僚はなかなか動いてくれない。
あなたはイライラして声を荒げてしまう。「早くコピーを取ってって言ってるでしょ!」
どうだろうか。
こんな同僚がいたら、あなたはどう思うだろうか。
当たり前だが、会社の同僚は自分のペースで自分の仕事をやっているところなのだ。
だから、あなたが急いでいようが、そんなことは知ったことではない。
そこにあなたは勝手な理由で「急いで●●をやりなさい!」と高圧的に指示を出しただけでなく、相手が自分のペースで仕事をやっているのを無視して「お前の仕事をすべて中断して私のオーダーを優先しなさい」と言っているわけだ。
普通の人間関係なら、むちゃくちゃだ。
しかし、親になった途端に我々はこんなことを毎日やっている。
つまりあなたは、「子供は自分のオーダーを常に最優先で迅速に対応してくれる、いや、するべき存在だ」と無意識に思っているのだ。
だから、その通りにならないと、イライラしてしまうのだ。
一人の人間として尊重するということ
私は、それに気づいた。
自分の子供も、よく考えたら同じ一人の人間だ。
だから、別に完ぺきに面倒を見てやる必要もない。
彼らができないことは、僕が助けてやろう。
僕ができないことは、彼らに助けてもらおう。
靴を履いてほしいときだって、相手は別のことを考えて行動しているんだから、ちゃんと理由を説明してお願いしよう。
逆に、私がやりたいことをやってる時だって、尊重してもらうよ。
そう考えるようになってから、「子育て」という意識は急激に薄くなっていった。
私が育ててるんじゃない。一緒に助け合って暮らしてるんだ。
夫婦で喧嘩しそうになったとき、子供が笑わせてくれた。
毎日のように新しい言葉を覚えていく姿は、私の成長意欲を掻き立ててくれた。
子供はたくさんの笑顔や人生の豊かさをくれる。
私にできることは、ご飯を食べさせたり、服を着させたり、病院に連れていくことくらいだ。
さっきのこの記事
の中でこんな奥さんの言葉があった。
嫁「君、子供2人を1人で見てみなさいよ!」
嫁「育児を簡単なものと考えてない?」
うん、まぁ確かに子供の世話は楽じゃないよ。
でも私も、週に2日は嫁が学校に行ってるから夜は4歳と2歳と1歳を一人で面倒見てるよ。
飯作って、食わして、ふろ入れて、乾かして、歯磨きして寝かせてるよ。
確かに大変だよ。
でも、ストレスはみじんも溜まらないよ。
だから、奥さんにも平日夜に学校行ってもらったり、休日に友達と遊びにいかせたりしてるよ。
いちいち子育てだなんだで離婚騒ぎになる君。
考え方を変えてみたまえ。
人生は意外と楽しいぞ。
現場からは以上です。