ワシントン=佐藤武嗣
2016年3月7日12時24分
米大統領選で共和党は6日、自治領プエルトリコで予備選を実施し、ルビオ上院議員(44)が勝利した。これまでの予備選・党員集会でルビオ氏は2勝目。ルビオ氏は73・8%の得票率で、不動産王のトランプ氏(13・6%)や、クルーズ上院議員(9・0%)に大差をつけた。
CNNが集計した獲得代議員総数は、これでトランプ氏が389人、クルーズ氏が302人で、ルビオ氏は149人となった。ルビオ氏は15日に「勝者総取り方式」で実施されるフロリダ州予備選などで勝利できなければ、撤退論も噴き出しそうだ。
一方、民主党も6日、メーン州で党員集会を行い、左派のサンダース上院議員(74)が勝利を確実にした。CNNによると、開票率91%で、サンダース氏が得票率64・3%で、クリントン前国務長官(35・5%)に圧勝する見通し。
5日までの集計では、一般代議員数はクリントン氏が676人でサンダース氏が476人。だが、党全国委員会幹部や同党の連邦議会議員、州知事らに割り当てられた特別代議員数も含めると、クリントン氏が1147人でサンダース氏(498人)に倍以上の差をつけ、圧倒的に優勢だ。(ワシントン=佐藤武嗣)
■米大統領選 主な候補の獲得一般代議員数
(CNNから、日本時間7日午前現在)
共和党
トランプ氏 389人
クルーズ氏 302人
ルビオ氏 149人
民主党
クリントン氏 676人
サンダース氏 476人
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朝日新聞国際報道部
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