2016-03-07
高村光雲「老猿」の3Dデータを、東京国立博物館内で採取できるか? 立体美術品の3Dデータは、すべて国民の共有財産だ、寄越せ!!
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ネフェルティティの胸像、美術館が知らないうちに3Dスキャンされデータが公開される : ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/2016/02/Nefertiti_3dscanned.html
胸像は現在ベルリン新博物館で展示され厳重に警備されています。
しかしドイツ人アーティストのNora Al-BadriさんとJan Nikolai Nellesさんら2人組は、マフラーの下にマイクロソフト・キネクトを隠し持って美術館に入り、厳重に警備されているネフェルティティの胸像を3Dスキャンしたそうです。
「文化的な物を一般大衆が利用できるようにする」ことを目的とするNoraさんとJanさん、さらにこの3DスキャンをSTLファイル形式で誰でも手に入るように公開しています。
(略)
こういう発想が出てくることに脱帽した。
「著作権の消滅した文化的作品は人類の共有財産であり、ネットというツールを通じて、広くみなが手にするようにしよう!」という運動は、海外の「グーテンベルクプロジェクト」、日本の「青空文庫」、「近代デジタルライブラリー」など多数あり、大きな成果を挙げてきた。
3Dプリンタ用データ、という新しい形で、著作権のない文化的作品…この場合は立体物だね。 それを多くの人が共有できるのなら、それをしない理由はちょっと思いつかない。ドイツ人芸術家はすばらしいことをやった、と手放しで評価したい。
で、表題の話なんだけど、わたしはこの作品がとっても大好きなのね。
美術の教科書とかにもよく載ってる。
http://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=C232
老猿(ろうえん)
高村光雲作(たかむらこううんさく)
高108.5cm
明治26年(1893)
重文
高村光雲は江戸浅草の生まれです。江戸仏師の末流高村東雲の弟子として習得した木彫技術に洋風彫刻の写実性を加味して,木彫に新生面を開きました。《老猿》はシカゴ万国博覧会に出品された大作です。大鷲と格闘した直後の,気迫に満ちた猿の姿をいきいきと描写しています。
なぜ、これを3Dプリンターデータにしてほしいかというと、好きだという以外に
・当然、著作権は消えている。
・国立美術館内に、展示されていることが多い(ほぼ常設に近いんじゃないだろうか?)
・その場合、ガラスケースの中とかではなく、そのままロープかなんかで囲ってるだけで、むき出しのまま展示されているので、データ取りやすい(のかな?自分はどう3Dデータを取っていいのか分からない)
ただし、よくある話だが、博物館でもどこでも「施設管理権」というものがあり、たとえば「撮影禁止」と書いてあれば、その被写体の著作権がどうであろうと撮影はできない。
ただ、少なくとも2016年3月7日現在、国立博物館は「収蔵品の3Dデータを採取する」ことを禁じていないっぽいんだ!!
今現在は合法っぽいんだ!
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=127
まあ、新概念だからね(笑)。しかしそのスキをついて、3Dデータを取得する。もしできるなら、かこいいじゃあありませんか。
というか、すでにやってる人がいたわー。
ちなみに僕も写真撮影可能な博物館で恐竜の化石をスキャンして、それを3Dプリントして手元に飾っていたことがあります。ちょうど3年前。今後規制されたりしていくのかな…。 pic.twitter.com/cNH7gPCWQt
— 吉永龍樹(よしながたつき) (@dfnt) 2016年2月26日
ほんとは美術館自身が、3Dデータを公開すべし。開かれた美のために!!
うん、実際、上ではドイツ人芸術家のように、ゲリラ的な3Dデータの取得を想像したけど、本当だったらそんな裏口ではなく、表玄関から堂々と入っておきたいものだ。
すなわち、我々主権者に奉仕する公僕たる
「国立美術館」に携わる行政機構を、
われわれが選んだ民意の代表者たる議員を通じたり、
また陳情などによって動かし、
美術館自らによって、収蔵する貴重な立体美術品の3Dデータを公開させる。
実現したら、すばらしいことじゃありませんか?
そもそも「近代デジタルライブラリー」もそうやって、公によって公開されてるのだから。発想としては、これとまんま同じということで一向に差し支えない。
そこは今度、国会図書館のデータと統合して、ますます充実するとか。
近代デジタルライブラリーを終了し、国立国会図書館デジタルコレクションと統合します。
http://dl.ndl.go.jp/ja/kin-syuryo.html
国立国会図書館は平成28(2016)年5月末(予定)をもって、近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.jp/)のサービスを終了いたします。
近代デジタルライブラリーでは、明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を公開してきましたが、これらの資料は、国立国会図書館デジタルコレクション(http://dl.ndl.go.jp/)で引き続きインターネットからご利用いただけます。今後も、戦前期刊行図書から順次著作権の処理を進め、インターネットから画像をご覧いただける資料を増やしていく予定です。
こんな政策も、政治の争点にしたり、政治家の公約にかかげていただきたい。
山田太郎議員なんか、興味ないかね。
- 55 https://www.google.co.jp/
- 54 http://b.hatena.ne.jp/
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- 17 https://www.google.co.jp
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