今年は、暖冬とはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。先週も娘(2歳)が風邪をひいてしまい、ドタバタな日が続いていました。
ちいさな子供が風邪をひいたときに、一番困るのが鼻水じゃないでしょうか? 小さな子供は、うまく鼻をかむことはできず、そのせいで風邪が長引いたり、中耳炎になることだってあります。
0~1歳ごろは、鼻水吸引器や耳鼻科でとってもらうしかないのですが、2歳ごろになると、教えれば、自分で鼻をかむことができるようになります。
そこで、今日は、2歳の子供でも簡単にできる「鼻のかみ方を教える方法」を具体的に紹介したいと思います。
鼻がつまったままにしておくと…
人間の体は、ウイルスや細菌、花粉などが体内に入ってきたら、その異物を外に流しだすために鼻水がでます。その細菌まじりの鼻水をすすったり、そのままにしておくと、鼻のおく(鼻腔)から耳まで達してしまい、鼻腔炎や中耳炎の原因となります。ですので、鼻水はできるだけ体の外に出してあげたほうがいいんですね。
また、鼻がつまった状態だと呼吸がやりづらいため、子供は寝苦しく、夜泣きの原因となってしまいます。
正しい鼻のかみ方をマスターし、鼻水を外に出してすっきりさせてあげましょう。
鼻のかみ方をどうやって教えるの?
- ティッシュを子供の目の前にかざす。
- 口を閉じた状態で、鼻息だけでそのティッシュが揺れるように、鼻から息を出す練習をしましょう。この時に親は、言葉で「フン!して」というのではなく、実際に鼻から息を出して、「(フン!)して」とお手本を見せてあげましょう。
- ティッシュが、少しでも揺れたら褒めてあげてください。
- 短い「フン!」や長い「フ~~~ン!」も練習しましょう。
- 最後は、片方の鼻を押さえて、「フン!」
- ここまでできたら、ティッシュを鼻に密着させて練習しましょう。
教えるときのコツは?
お手本を見せてあげる
「学ぶ」の語源は「真似る」と言われています。パパやママも一緒に、ティッシュに鼻息をふきかけて、お手本を見せてあげましょう。
子供は言葉の「フン!」=鼻息の「(フン!)」はだとは理解できません。言葉で「フン!」を言うのではなく、鼻息の「(フン!)」を合図に教えていきましょう。
少しでもできたら褒める
少しでもステップアップしたら、いっぱい褒めてあげましょう。ほめると子供はやる気がでてきます。そうすれば、子供が自ら楽しみながら練習するようになっていきます。
教えるときに注意すること
ティッシュを鼻に詰めるのは危険
ティッシュを小さく丸め、鼻に詰めて練習する方法がテレビで紹介されてから、パパ&ママの間で広がっています。しかし、間違ってティッシュが奥に入って、とれなくなるというトラブルが発生しています。
子供が一度覚えたことを、逆にやめさせることは、非常に難しくなります。ただでさえ子供は、ティッシュで遊ぶことが大好きです。
危険な遊びは覚えさせないほうが無難です。
体調が良いときに練習をしよう
鼻をかむ練習は必ず体調がよく、鼻がつまっていないときに練習しましょう。まだ鼻をかむことを習得できていないうちに風邪をひいた場合は、吸引機や耳鼻科でとるようにしましょう。
正しい鼻のかみ方は?
鼻のかみ方が悪いと、細菌まじりの鼻水を耳の奥に押し込んでしまい、中耳炎をおこすことがあります。以下の点に注意して正しく鼻をかみましょう。
- 片方ずつかみましょう
- ゆっくり小刻みにかみましょう
- かみ過ぎは禁物
おすすめ高級ティッシュ
鼻をかむときは、できるだけやわらかいティッシュを使いましょう。特に幼児の場合は、肌が敏感なため、ふき過ぎやふき残しなどで、鼻下が真っ赤に炎症を起こしてしまうことがあります。
各メーカーから、鼻をかむ専用のやわらか~いティッシュが売られています。使い分けするようにしましょう。
最後に
小さな子供が、鼻をかむことを覚えるためには数日かかります。無理やり教えるのではなく、少しずつ、少しずつ教えていきましょう。
また子供は、覚えたこともすぐに忘れてしまうことがあります。忘れてしまった場合は、一段階段をもどって、教えなおしましょう。また教え始めたら毎日やったほうが上達は早くなるでしょう。