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マリ 日本など国連安保理メンバー PKOの現場視察3月7日 4時58分
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国連のPKO、平和維持活動が行われている西アフリカのマリを、日本を含む国連安全保障理事会のメンバーが訪れ、イスラム過激派による襲撃を受けて多数の死傷者が出ているPKOの現場を視察しました。
マリでは、首都バマコを拠点とする政府と、北部で活動する複数の武装勢力との間で、去年、和平合意が結ばれた一方、和平に反発するイスラム過激派が各地でテロを繰り返しています。3年前から現地に展開するPKOの部隊も過激派の標的とされて、これまでにおよそ60人が死亡していて、世界で最も危険度の高いPKOとされています。
こうしたなか、国連の安保理でPKOの任期が延長されるのを前に、日本を含む安保理15か国の大使らが5日から2日間にわたってマリを訪れました。一行は首都バマコで政府関係者や和平合意を結んだ武装勢力の代表らと会談し、マリの安定化に向け意見を交わしました。
また、過激派による襲撃が相次ぐ北部トンブクトゥのPKOの基地も視察し、過激派対策のために装備の強化などについて協議しました。
訪問団を率いるフランスのドラットル国連大使は「マリのPKOには強力な任務が与えられているが、引き続き必要な支援を講じたい」と話していました。また、日本の岡村国連次席大使も「厳しい状況のなかで平和のために活動するのは非常に困難だが、マリの人々のために極めて重要だと感じた」と話していました。
こうしたなか、国連の安保理でPKOの任期が延長されるのを前に、日本を含む安保理15か国の大使らが5日から2日間にわたってマリを訪れました。一行は首都バマコで政府関係者や和平合意を結んだ武装勢力の代表らと会談し、マリの安定化に向け意見を交わしました。
また、過激派による襲撃が相次ぐ北部トンブクトゥのPKOの基地も視察し、過激派対策のために装備の強化などについて協議しました。
訪問団を率いるフランスのドラットル国連大使は「マリのPKOには強力な任務が与えられているが、引き続き必要な支援を講じたい」と話していました。また、日本の岡村国連次席大使も「厳しい状況のなかで平和のために活動するのは非常に困難だが、マリの人々のために極めて重要だと感じた」と話していました。